10月にスタートするBS朝日の新番組「GOLF　HEADLINE（ゴルフヘッドライン）」で、女子プロゴルフの飯島茜選手の妹・飯島遥さんが番組リポーターに初挑戦することが2日、明らかになった。13歳からゴルフをプレーし、茜さんのキャディーも務める遥さんは、番組内の企画「アナザーラウンド」を担当し、“フィールドリポーター”としてプロゴルフ界を支える人々の情熱などを徹底取材するという。

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　新番組は、毎月1回放送のゴルフに特化したニュース情報番組。元Jリーガーでスポーツジャーナリストの中西哲生さんと、タレントの中村アンさんがキャスターを務め、1カ月分のゴルフニュースを振り返る。毎回プロ選手をゲストに、プレー中の気持ちやテクニックを分析するほか、スイング披露もあるという。

　遥さんは、中学1年のときに茜さんとゴルフを始め、中学2年でコースデビュー。高校時代に出場した関東大会では、女子プロゴルファーの藤田幸希さんに次ぎ2位を獲得。高校卒業後、3カ月間のニュージーランド留学を経て、19歳でキャディーデビュー。茜さんに専属キャディーがいないことから、キャディーが見つからないときには遥さんがキャディーを務めているという。

　茜さんは、遥さんがリポーターを務めることについて、「最初は本当に妹がリポーターとしてできるのかなという感じだった。でも、家族も私もいい経験になるからやってみたらという感じだった」とコメント。遥さんのキャディーぶりについては、「背が低いので距離を見るのはあまり得意ではなかったけれど、風やライ、グリーンを読むのが正確だった。ズバズバと的確なアドバイスをくれました」と評価した。

　「言葉遣いが難しい」と漏らしていたという遥さんに、茜さんは、「視聴者が楽しいと思ってもらえるリポートをしてほしい。明るい性格なのでできると思いますが……」としながらも、「選手でやっていたし、キャディーもやっていたので、選手の気持ちもわかると思うので、選手目線でのリポートをしてほしいです」とエールを送った。

　新番組は、16日午後9時～9時54分放送。遥さんが担当する「アナザーラウンド」の第1回は、東日本大震災で18番グリーンが陥没した宮城県の利府ゴルフ倶楽部に密着。23～25日に開催された「ダンロップ女子オープン」でのスタッフの苦労などに迫る。大会直前の取材中には台風が直撃するなどハプニングも発生したが、そのとき遥さんが見た光景や感動の結末を伝える。（毎日新聞デジタル）