板尾創路:電人ザボーガー公開初日会場の「加齢臭」に感激

「電人ザボーガー」舞台あいさつに登場した(左から)井口昇監督、古原靖久さん、板尾創路さん、佐津川愛美さん
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「電人ザボーガー」舞台あいさつに登場した(左から)井口昇監督、古原靖久さん、板尾創路さん、佐津川愛美さん

 俳優の板尾創路さんが15日、東京都新宿区の映画館で行われた特撮映画「電人ザボーガー」(井口昇監督)の初日舞台あいさつに主人公・大門豊の姿で登場。マスクを装着した中年男性中心の観客約350人の出迎えを受け、板尾さんは感無量といった表情で「こんなに加齢臭のする映画館は初めてでびっくりしています」とあいさつし「昔の特撮ものはよくリメークされていますが、全部失敗していると思ってます。でもザボーガーは成功していると思います」と豪語し、映画の出来栄えに自信をのぞかせた。

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 「電人ザボーガー」は、74年4月~75年6月にフジテレビ系で放送された特撮番組。体に特殊な回路を埋め込まれた大門が、「怒りの電流」を発生させて亡き父が作った変形型バイクロボット「ザボーガー」を操り、自らも空手などの格闘術を駆使して、秘密殺人強盗機関「Σ(シグマ)」から地球の平和を守るというストーリー。板尾さんは大門の熟年期を、俳優の古原靖久さんが青年期を演じている。

 板尾さんは「(放送開始から)37年ぶりにザボーガーが復活するということで、すごく中途半端だなと思ってます。ですが、それがザボーガーらしいなという感じがします」と笑った。古原さんは「昔、人気を博したヒーローだったということで、僕の父の世代の方に『お前、大門やるの!?』ってすごく熱い視線と、俺もやりたかったみたいな気持ちをひしひしとぶつけられました。それだけ熱い気持ちに応えなければという気持ちで今回挑みました」と語った。

 井口監督は「37年前のリメークですが今の方に見てもらいたいと思ってます。主人公が一度挫折して、もう一度立ち上がるというストーリーです。今年、日本はいろいろなことが起こりましたが、この作品を見て元気を取り戻してみんなでもう一度頑張っていこうよという気持ちになっていただけたら幸いです」と映画をアピールした。(毎日新聞デジタル)

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