板尾創路:熟年ながらヒーロー役にアドレナリン 事務所に内緒でバイクアクション

特撮映画「電人ザボーガー」舞台あいさつに主人公の大門豊の姿で登場した板尾創路さん
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特撮映画「電人ザボーガー」舞台あいさつに主人公の大門豊の姿で登場した板尾創路さん

 俳優の板尾創路さんが7日、東京都新宿区の映画館で行われた特撮映画「電人ザボーガー」(井口昇監督)の舞台あいさつに主人公・大門豊の姿で登場。板尾さんは「(バイクに乗ったアクションシーンで)やれるところは、事務所には内緒なんですが、実際に乗らせてもらって(やりました)。ここは自分が乗った方が迫力が出るんじゃないかとか、もっといい作品にしたいという気持ちが日に日に募ってくるので」と明かし「(監督には)どこまでやらす気や調子に乗りやがって、と思ったんですがアドレナリンが出てくるんですね」と話した。

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 「電人ザボーガー」は、74年4月~75年6月にフジテレビ系で放送された特撮番組。体に特殊な回路を埋め込まれた大門が、「怒りの電流」を発生させて亡き父が作った変形型バイクロボット「ザボーガー」を操り、自らも空手などの格闘術を駆使して、秘密殺人強盗機関「Σ(シグマ)」から地球の平和を守るというストーリー。板尾さんは、大門の熟年期を、俳優の古原靖久さんが青年期を演じる。

 井口監督は板尾さん起用の経緯を「『アチョー』というアクションや情熱、熱気がありそうじゃない人、大門のイメージとは真逆の人がいいかなと思った」と明かし、板尾さんは「(熟年期という)等身大の役なのでそんなに足が上がらなくても、速く走れなくてもリアルなので井口監督に感謝です」と話し、会場の笑いを誘った。井口監督は「オリジナル版のファンを裏切らないように目がピンポン球とかミスボーグの角とかなるべく同じにしたいという熱い思いを込めました」と作品への思いを語った。

 舞台あいさつ付きスペシャル先行上映会のチケットは即完売、会場には約100人の「ザボーガー」ファンが集まった。舞台あいさつには板尾さん、井口監督、古原さんのほか山崎真実さん、きくち英一さんも参加した。映画は10月15日公開。(毎日新聞デジタル) 

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