27日に発表されたオリコン本ランキング（31日付）によると、22日に発売された中村光さんのマンガ「聖☆おにいさん」（講談社）7巻が36万1000部を売り上げ、コミック部門で初登場首位となり、シリーズ5作連続での週間首位獲得となった。

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　「聖☆おにいさん」は、07年から「モーニング・ツー」（講談社）で連載。世紀末を乗り越えてホッとしたところでバカンスを取ることにしたイエスとブッダが、なぜか東京・立川のアパートで2人暮らしを始める。だが隠しきれない「聖なる力」のために思わぬ展開に発展したり、聖人とは思えないほど生活臭あふれる暮らしをしているギャグマンガ。

　同作は、宝島社がその年に人気のあったマンガをランキング形式で発表するガイド本「このマンガがすごい！2009」オトコ編で1位、第13回手塚治虫文化賞短編賞を受賞するなど注目を集めている。中村さんはテレビドラマ化されたマンガ「荒川アンダー ザ ブリッジ」の作者でもあり、現在、出産のため、「聖☆おにいさん」は9月22日発売の「モーニング・ツー」50号から連載を休止している。（毎日新聞デジタル）