10日発表されたオリコン週間本ランキング（14日付）によると、米アップルのスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者（CEO）の公式伝記「スティーブ・ジョブズ」2巻（1日発売、講談社）が、8万1000部を売り上げ総合首位を獲得。3万7000部を売り上げた同作1巻（講談社）が2位となり、総合1位、2位を独占した。伝記が上位2位を独占するのは、08年4月に同ランキングがスタートして以来、史上初。

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　同作は、取材嫌いと言われたジョブズさんが初めて全面協力した最初で最後の公式伝記。第1巻では、生い立ちからアップル社設立と退任、その後のピクサー立ち上げと映画「トイ・ストーリー」の完成までが描かれ、第2巻ではアップル社への復帰からiPhone、iPadの誕生秘話、家族との私生活、ビル・ゲイツさんとの最後の対面、闘病生活の実情などが記されている。

　ジョブズさんの突然の訃報やiPhone4Sの発売と大ヒットといった話題も相まって、現在も増刷が相次いでいるという。（毎日新聞デジタル）