3日発表されたオリコン週間本ランキング（7日付）によると、先月56歳で亡くなった米アップルのスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者（CEO）の公式伝記「スティーブ・ジョブズ 1」（10月24日発売、講談社）が12万5000部を売り上げ、初登場で総合部門首位を獲得した。伝記が同ランキングで首位を獲得するのはイタリアサッカー・セリエAのインテル・ミラノで活躍する長友佑都選手による自叙伝「日本男児」（6月6日付）以来で同ランキング開始以来2度目。

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　同作は、取材嫌いと言われたジョブズさんが初めて全面協力した最初で最後の公式伝記。アップル創設の経緯から、iPhoneやiPadの誕生秘話、そして引退までをジョブズさん自身が詳細に語っている。第1巻では、生い立ちからアップル社設立と退任、その後のピクサー立ち上げと映画「トイ・ストーリー」の完成までが描かれている。本来は、今月21日に世界同時発売の予定だったが、ジョブズさんの逝去を受け、急きょ1カ月前倒しで発売された。第2巻は1日に発売された。（毎日新聞デジタル）