生田斗真さんが光源氏役で主演する映画「源氏物語」(鶴橋康夫監督)のプレミアが2日、平安神宮(京都市左京区)の應天門(おうてんもん)であり、生田さんと紫式部役の中谷美紀さんが和装姿で牛車から登場した。中谷さんは「自分(紫式部)が書いた物語の稀代の貴公子、光源氏と2人きりで(牛車に)乗っているかと思うと、ドキドキしました」と話し、生田さんは「京都には撮影中も長く滞在したので『ただいま』という気持ちで今日を迎えています」と感慨深げに語った。
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原作は、脚本も担当する高山由紀子さんの「源氏物語 悲しみの皇子」(角川書店)。「物語の中の光源氏の世界」と「物語を書いた紫式部の世界」が入り交じり、その間を陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明が行き来し、夢と現実が交錯する奇想天外な“スペクタクル源氏物語絵巻“を、映画「愛の流刑地」(06年)の鶴橋康夫監督が描く。安倍晴明役に窪塚洋介さん、藤原道長役に「少年隊」の東山紀之さんが出演する。
生田さんと中谷さん、鶴橋監督は京都市内の映画館「TOHOシネマズ 二条」、「MOVIX京都」、「T・ジョイ京都」で舞台あいさつを行い、計1200人の観客に作品をアピールした。映画は角川映画製作だが、映画会社の垣根を越えて松竹、東映、東宝の直営劇場を一気にジャックした。12月10日に全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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