オダギリジョー:「言葉を選びながら」も“オダギリ節”さく裂 ドンゴンも同意 「マイウェイ」会見

「マイウェイ 12,000キロの真実」来日記者会見に登場したチャン・ドンゴンさん(右から2人目)とオダギリジョーさん(左から2人目)
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「マイウェイ 12,000キロの真実」来日記者会見に登場したチャン・ドンゴンさん(右から2人目)とオダギリジョーさん(左から2人目)

 俳優のオダギリジョーさんと韓国人俳優のチャン・ドンゴンさんが19日、東京都内で開かれた韓国映画「マイウェイ 12,000キロの真実」(カン・ジェギュ監督)来日記者会見に登場。オダギリさんは(会見の模様が)「ニコニコ動画で生中継されているそうなので言葉をちゃんとしなさいよと言われたので言葉を選んでいいますが」と前置き。観客が見てほしい1シーンを聞かれると「日本で映画がヒットしないと監督は喜べないと思うんです。1人でも多くの人に見てほしいというのが本心なので、1シーンと言うよりは映画を全部見てほしい。なので(記者に向かって)見どころは書かなくて結構です。とにかく見てください」と話し“オダギリ節”をさく裂させた。

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 オダギリさんとダブル主演したチャンさんも「オダギリさんのいう通り」と同意し、「(印象に残っているのが)マイナス17度という極寒の中での撮影で、海辺の町ということもあって骨をえぐり取られるような寒さでした」と厳しい撮影を振り返り、家族を日本軍に殺され、復讐(ふくしゅう)を誓うスナイパーのシュライを演じた中国人女優のファン・ビンビンさんは「オダギリさんもチャンさんもよくしてくれたけれど、女であってはいけない現場だった」と話していた。カン監督は「渾身(こんしん)の力を込めて作った作品。日中韓の映画の発展に少しでも役立てば」と語った。

 「マイウェイ」は、1928年の日本統治下の韓国ソウルを舞台に、実話を基にした作品。戦時下の極限状態で絆を深めた日韓の男同士の友情を描く。何不自由なく暮らす長谷川辰雄(オダギリさん)は、使用人として雇われた一家の少年のキム・ジュンシク(ドンゴンさん)と出会い、境遇が異なる2人が走ることを通じてライバルとして成長する。五輪の選考会でのある事件をきっかけに2人の人生は大きく変わってしまう……というストーリー。「シュリ」(99年)、「ブラザーフッド」(04年)のカン監督がメガホンをとった。映画は12年1月14日公開。(毎日新聞デジタル)

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