注目映画紹介:「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 シリーズ初、仲間と結束

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の一場面 (c)2011 PARAMOUNT PICTURES.All Rights Reserved.
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「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の一場面 (c)2011 PARAMOUNT PICTURES.All Rights Reserved.

 トム・クルーズさん主演の人気スパイアクションのシリーズの第4弾「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」が16日に封切られた。今回の見どころはなんといっても828メートルに及ぶアラブ首長国連邦ドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファでクルーズさん自らが挑んだスタントだ。しかも今回のイーサン・ハント(クルーズさん)はシリーズ中、最大のピンチに見舞われながらミッションに挑むことになる。というのも、米国政府がハントたちを見放したからだ。

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 ロシアの中枢クレムリンが何者かに爆破され、その容疑をかけられた米国極秘諜報(ちょうほう)機関(IMF)のエージェント、イーサン・ハントとそのチーム。大統領命令によりIMFは存在そのものを抹消されてしまい、後ろ盾を失ったハントは3人の仲間、ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナーさん)、ベンジー・ダン(サイモン・ペッグさん)、ジェーン・カーター(ポーラ・パットンさん)と簡単な装備だけで、事件の黒幕を突き止め、核によるテロを未然に防ぐというミッションに挑む。

 序盤のハントの脱獄シーンから、観客の目をくぎ付けにする。話題のブルジュ・ハリファでの無謀どころか無茶苦茶(むちゃくちゃ)のアクションでは、驚きを通り越し笑いすら込み上げる。かと思えば、これまで一匹狼だったハントは、今回ばかりはメンバーに頼るよりほかなく、それによって、前3作では描かれることのなかった仲間との結束力を見ることができる。さらに終盤には、観客の、とりわけ女性客にとって、胸にぐっとくる展開が用意されている。監督は、「レミーのおいしいレストラン」や「Mr.インクレディブル」といったアニメーションの世界で活躍してきたブラッド・バードさん。アニメのみならず実写もイケる監督であることが今作で証明された。16日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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