注目ドラマ紹介:大河ドラマ「平清盛」 松ケン主演で躍動感とエネルギーにあふれた清盛描く

「平清盛」第1回の1シーン=NHK提供
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「平清盛」第1回の1シーン=NHK提供

 俳優の松山ケンイチさんが主演する12年のNHK大河ドラマ「平清盛」の放送が8日スタートする。清盛の20~30代をメーンに、躍動感とエネルギーにあふれた清盛像が描かれる。

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 ドラマは、武士が貴族たちから差別されていた時代、本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏のもとで育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ねて“武士の王”となり、貿易こそがこの国が豊かになる道だと人々に説く……という物語。清盛は白河法皇の“落胤(らくいん)”で、忠盛が養子にしたという設定で描かれ、清盛の死後、壇ノ浦の戦いまでをドラマ化する予定。同局の連続テレビ小説「ちりとてちん」を手がけた藤本有紀さんが脚本を担当、10年大河ドラマ「龍馬伝」の柘植伊佐夫さんが人物デザイン監修を担当する。

 第1回「ふたりの父」は、鎌倉で父・義朝の菩提(ぼだい)寺の立柱儀式に臨んでいた39歳の源頼朝が、壇ノ浦で平家を滅ぼして歓喜する兵を見て、清盛について思いを巡らせるエピソードから始まる。1118年、貴族の世は乱れ、平忠盛(中井貴一さん)は、朝廷の命令に従い、盗賊などの捕縛を行う“汚れ仕事”を行っていた。ある日、忠盛は時の最高権力者・白河法皇(伊東四朗さん)の子を身ごもった女・舞子と出会う。子供が不吉な子として殺されることを恐れ、逃げてきた舞子を忠盛はかくまい、舞子は赤ん坊を産む……という展開。

 清盛の正妻・時子役を深田恭子さん、清盛のライバル源義朝役を玉木宏さんが演じ、頼朝役と語りを岡田将生さんが担当する。また人気グループ「V6」の森田剛さん、成海璃子さん、松田翔太さん、三上博史さん、檀れいさん、松雪泰子さん、松田聖子さん、阿部サダヲさん、藤木直人さん、お笑いタレントの加藤浩次さんらも出演する。

 放送は総合テレビで毎週日曜午後8時~同45分、BSプレミアムで毎週日曜午後6時~同45分。初回は74分の拡大版。全50回。(毎日新聞デジタル)

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