伊藤竜馬:全豪オープン初戦勝利を誓う 「日本の皆さんにいいニュースを報告できたら」 

「全豪オープンテニス」に出場する伊藤竜馬選手(写真:ロイター/アフロ)
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「全豪オープンテニス」に出場する伊藤竜馬選手(写真:ロイター/アフロ)

 16日に豪メルボルンで開幕した12年最初のグランドスラム(4大大会)「全豪オープンテニス」。大会2日目に行われる男子シングルス1回戦で、イタリアのポティト・スタラーチェ選手と対戦する伊藤竜馬選手に、ワイルドカードを獲得して本戦から出場となる意気込みを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 −−はじめての全豪オープンテニス本戦への出場となりますが、今の気持ちはいかがでしょうか。

 ワイルドカードをもらったときは、本戦から出られるということで本当にうれしくて、感謝の気持ちでいっぱいでした。このチャンスを生かして、初戦で勝利したいと思います。

 −−不安と楽しみ、どちらが強いですか。

 どちらかというと楽しみです。不安もありますが、本戦になったら誰もが強いと思うので、思いっきりやるだけです。

 −−現在のテニスの調子はいかがでしょうか。

 11年12月にキャンプをして、トレーニングをしっかりしてきました。ブリスベーンでも予選を上がって1勝できましたし、全豪も本戦からなので、この1週間しっかり調整できました。あとは試合をするだけという感じです。

 −−11年は飛躍の年でした。振り返っていかがでしょうか。

 デビスカップのフィリピン戦で5時間45分戦うというすごい経験をしたというところからはじまった昨年でしたが、その後チャレンジャーで2勝し、徐々にATPツアーでも勝てるようになり、自信も持てるようになりました。今はもっともっと上にチャレンジしたいという気持ちでいっぱいです。

 −−昨年の全米オープンテニスでのフェリシアーノ・ロペス戦は、フォアハンドウィナー10本とあざやかでした。あの試合はどうでしたか。

 ロペス選手はサーブが強くて、なかなか返せなかったんですが、ストローク戦では何回か勝つことはできたので、ストロークには自信を持って、どんどんトップの選手とやって勝っていきたいです。

 −−自分自身で感じる課題は?

 まずは安定感ですね。ストロークの安定をしっかり保ちながら、自分の一発のショットを生かす戦いができれば勝てると思うので、ストローク中の強気の我慢というのが必要になってくると思います。

 −−フォアハンドとサーブ以外で、鍛えているショットは?

 リターンです。昨年は、リターン力が少しパワーアップして、今年も徐々に進化してきたと思うので、全豪でもそこを見てもらえればと思います。

 −−全豪オープンテニス1回戦の相手スタラーチェ選手の印象は?

 あまり試合を見たことはないのですが、ここで練習を一度見て、あとはインターネットで調べたりはしました。相手はクレーコーターということで、フォアハンドを得意としていて、ベースラインで我慢強い選手というイメージです。できるだけ速い展開で自分のペースで保てたら、チャンスはあるんじゃないかなと思っています。

 −−コーチからのアドバイスは?

 相手はフォアの回り込みが得意ということで、まずはフォアのクロスのラリーを勝負して、相手より先に自分が回りこむという作戦です。

 −−今大会の抱負は?

 まずは初戦のスタラーチェ戦にしっかり勝利して、日本の皆さんにいいニュースを報告できたらいいなと思います。プレーでは、自分のサーブとフォアハンドを皆さんに見てもらって、思い切りのいい元気のあるプレーをしたいと思います。

 ◇「全豪オープンテニス」大会第2日(デイセッション)

 17日午前8時55分~午後4時55分に「WOWOWライブ」生中継▽男子シングルス1回戦 「ステファン・ロベール(フランス) 対錦織圭(日本)」▽男子シングルス1回戦 「伊藤竜馬(日本) 対ポティト・スタラーチェ(イタリア)」

 ◇「全豪オープンテニス」大会第2日(ナイトセッション)

 17日午後4時55分~深夜0時「WOWOWライブ」生中継▽男子シングルス1回戦 「セドリック マルセル・ステッベ(ドイツ) 対レイトン・ヒューイット(オーストラリア)」▽女子シングルス1回戦 「タミラ・パシェック(オーストリア) 対セレーナ・ウィリアムズ(米国)」

※試合の進行により、放送カードが変更になる場合あり。

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