06年1月に連続ドラマがスタートし、その後、スペシャルドラマの放送や映画化もされ話題を呼んだ「アンフェア」の11年9月に公開された劇場版第2弾「アンフェア the answer」のDVDとブルーレイディスク(BD)が3月21日に発売される。このシリーズでバツイチ、子持ち、大酒飲みだが鋭い嗅覚(きゅうかく)と執拗な捜査で難事件を解決してきた敏腕刑事・雪平夏見役で主演した篠原涼子さん。いまでこそ雪平は篠原さんの当たり役といえるが、「もがきにもがいて試行錯誤の中でキャラクターを作っていった」という過程をへて、一見冷血だが人間的な温かみのある独特の雪平像が出来上がったという。そんな篠原さんのこだわりは、「生野菜を食べること」。そして「すっぴんでいられるときはできる限りすっぴんで」と肌を休めるように気を使っているという。篠原さんにさまざまなこだわりについて聞いた。(毎日新聞デジタル)
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篠原さんは、3年ほど前から本格的な食事を始める前に必ず生野菜を食べることを心がけているという。それは「脂肪や炭水化物が体に吸収される前に野菜の酵素を取り入れたいから」が理由だといい、それ以来、「お通じとかもいい感じですね」と率直に語る。水分も7年ほど前から「まめに補給をするようにしている」といい、ミネラルウオーターは欠かせない。
カバンの中身は「あんまりごちゃごちゃ入れたくないですね。何が入っているか分からなくなっちゃうから」と持ちものも生活もシンプルを心がけている。その中でもいつも持ち歩いているものは「アメ」。「どんなアメでも構わないんです。ちょっとコンビニとかに行ったときに、これいいなと思ったものを買って、ポケットとかに入れています。酸っぱい系の味が好き。グミも食感がいいですね」と楽しそうに語る。
美容や健康についてのこだわりは「基礎化粧品をちゃんとつけて、保湿をすること。あとは、すっぴんでいられるときは、できる限りすっぴんでいて、ちゃんと肌を休ませるようにしています。メークをしたら、即落とすようにしていますね」と素肌を美しく保つことにはこだわりを持っている。
DVD化される映画「アンフェア the answer」では佐藤浩市さんとのラブシーンを撮影した。撮影前には佐藤嗣麻子監督と2人きりで部屋にこもって撮影のシミュレーションをしたという。その際には「女性の監督だったので、真っ裸になって見てもらって。『こんな体なのでよろしくお願いします』みたいに(笑い)。それで監督に前もって私の体だったらこういうふうに撮ったらきれいかしらとイメージを作ってもらおうと思ったんですね」と普段から体全体を自然に美しく保ち、演技面でのさまざまな要求に応えようとするプロ意識の高さを見せた。
次回は「アンフェア the answer」の撮影エピソードや女優の仕事について聞く。
<プロフィル>
1973年8月13日生まれ。群馬県出身。90年に「東京パフォーマンスドール」のメンバーとしてデビュー。94年にシングル「恋しさとせつなさと心強さと」をリリースし、220万枚以上の売り上げを記録。01年ごろから本格的に女優業に移行し、同年に映画「冷静と情熱のあいだ」、ドラマ「カバチタレ!」(フジテレビ系)に出演。05年に主演したドラマ「anego」(日本テレビ系)が話題となり、06年には「アンフェア」(関西テレビ・フジテレビ系)のテレビシリーズがスタート。同年にスペシャルドラマ「アンフェア the special コード・ブレーキング~暗号解読」を放送。07年には映画化第1弾「アンフェア the movie」が公開された。同年6月にはギャラクシー賞個人賞を受賞。コメディーからシリアスまで幅広い役柄がこなせ、その演技力が高く評価されている。「アンフェア the answer」のブルーレイディスク(BD)とDVDはそれぞれプレミアムエディションとスタンダードエディションの2種が3月21日に発売予定。