モデルの土屋アンナさんが8日、東京都内で行われた映画「ドラゴン・タトゥーの女」(デビッド・フィンチャー監督)の試写会で、アーティストやデザイナーとしても活動する歌手の石井竜也さんの総合プロデュースで、ボディーペイントや特殊メークなどによって、もう一人の「ドラゴン・タトゥーの女」に“変身”した姿を披露した。赤と黒で表現された竜をモチーフにしたコスチュームは、衣装とメークで約2000万円が投じられたといい、土屋さんは「想像した以上だから超楽しいですよ! 『これハイファッションじゃん!』って言うくらい着心地も最高」とノリノリだった。
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フィンチャー監督の大ファンで対談もしたという石井さんが、同作や劇中のヒロインなどから着想して、ヒロインのように“アウトロー”な雰囲気を持つ土屋さんを、ボディーアートや特殊メーク、コスチュームで“変身”させ、音楽、オブジェなども総合的にプロデュース。構想に5カ月、製作に2カ月がかかったといい、この日だけで土屋さんが“変身”するのにも約5時間が費やされた。
江戸時代の絵師・狩野探幽が描いた竜をイメージしたという頭部は、電球が仕込まれた目の部分が光を放ち、頭部からは黒とローズレッドの羽が長々と竜のたてがみのようにしつらえられている。また、頭部と顔をつなぐように浮き出た血管のような特殊メークが施され、土屋さんの目も緑色に。腕や手の甲などには特殊メークでうろこが表現され、長い爪も再現。靴もヒール部分は本物の鹿の角を使うなど、細部にまでこだわりぬいて作られている。
初めて仕上がりを目の当たりにしたという石井さんは、「格好いいね!」と大興奮。この日1日のイベントだけで、会場代、オブジェ、人件費などに、土屋さんの衣装やメークの約2000万円を含めて約5000万円。石井さんは「ちょっと使いすぎちゃったかな。でも、アンナちゃんが出てきたら、関係者も大喜びだったので良かった」と笑顔。自身も竜のかぶりものを頭に載せて、土屋さんと2人でポーズをとるなど上機嫌。土屋さんの変身ぶりに「なんだか別の映画みたいだよね。これで映画を撮りたい。何かコラボしようよ」と楽しげに話し、土屋さんも「これでライブやりたーい!いつでもいいですよ。何でもやります!」と終始ノリノリだった。
「ドラゴン・タトゥーの女」は、「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」などを手がけたフィンチャー監督が、スウェーデン人ジャーナリストの故スティーグ・ラーソンさんによる世界的ベストセラー「ミレニアム」シリーズ3部作の第1部「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を映画化した作品。原作の3部作は、日本を含む世界46カ国で出版され、6500万部を売り上げており、本国スウェーデンでは3部作すべてが映画化されている。今回の映画は、40年前の少女失踪から始まる猟奇事件を描くミステリーで、ジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィストをダニエル・クレイグさん、ヒロインのリスベット・サランデルをルーニー・マーラさんが演じており、今年度アカデミー賞で主演女優賞をはじめ、5部門でノミネートされるなど注目を集めている。10日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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