金環食:観察グラス付きガイド本発売 5月21日の“天文ショー”前に

「金環食GUIDE」(中央公論新社)パッケージ
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「金環食GUIDE」(中央公論新社)パッケージ

 5月21日に東京、大阪、名古屋など太平洋側を中心とした広範囲で見られ、約8000万人が観測することができるという金環日食(金環食)を観察するためのガイドブックと太陽観察グラスがセットになった「金環食GUIDE」(中央公論新社)がこのほど発売された。B6判、本文16ページ。太陽観察グラス付きで590円。

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 金環日食は月によって太陽の一部(または全部)が隠される日食の一種で、特に月が太陽の外周だけを残すように重なり、そこから漏れた光がリングのように輝くものが金環日食と呼ばれる。国内では87年9月に沖縄で観測されて以来25年ぶりで、東京で観測できるのは1839年以来173年ぶり。5月21日は月曜日で、金環日食が観測されるのは朝の午前7時半ごろとあって通勤通学途中の多くの人が観測できるのではと予想されている。

 「ガイド」は国立天文台の渡部潤一教授が監修し、小学校高学年の読者を想定した作りで日食や金環食の仕組みや観測できる場所、安全な観賞方法などをイラストを交えて分かりやすく解説、宇宙飛行士の山崎直子さんからのスペシャルメッセージも付いている。また、付属の「太陽観察グラス」は遮光度の高い、安全な遮光フィルターを採用したグラスで、同社は、“異例”の部数を発行して5月の“天文ショー”に備えているとしている。(毎日新聞デジタル)

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