堺雅人:せりふ回しの早さに里見浩太朗も「見たことない」とびっくり

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 俳優の堺雅人さんが主演するフジテレビの連続ドラマ「リーガル・ハイ」の披露試写会が9日に東京都内で行われ、出演者が舞台あいさつに登場。主演の堺さんは「恐れを知らぬキャラクター役なんですが、普段はこんな感じなんでオドオドしながら参りました」と低姿勢にあいさつ。しかし共演の新垣結衣さんから「堺さんのせりふ回しが早くて、監督から『それ以上早いとテロップ入れます』って。すごいなって」と尊敬され、大ベテランの里見浩太朗さんからも「芸能生活の中でこんなに早くせりふをしゃべる人を見たことがない。もちろん、これは堺くんの挑戦。テープの早回しのようだが、そこにはちゃんとリズムがあって、ドラマの流れを作っている」と役者魂を絶賛された。

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 ドラマは、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)、ドラマ「ゴンゾウ 伝説の刑事」(08年、テレビ朝日系)などの脚本家・古沢良太さんが初めて同局のドラマを手がけるコメディー。偏屈で毒舌、皮肉屋、気分屋で浪費家、そして金と名誉と女が好き……という“人格破綻者”の弁護士・古美門(堺さん)は「勝った者が正義」という信念で手段を選ばず、一度も訴訟に負けたことがない。周囲の人々は彼のやり方に懐疑的だったが、次第に自分の描いていた正義が絵空事だったことを思い知り、忘れかけていた闘う気持ちやあきらめない気持ちを思い出していく……という物語。

 脚本について出演者たちは「面白い」と口々にいい、堺さんも「読み物としてスラスラ読めた。棒読みでもいいから、しゃべりさえすれば脚本の力で前に進むなと。とにかくせりふを間違えないようにしないと」と笑いを誘いつつ称賛。また、豪華な食事のシーンが多く、「食べるものが一口一口おいしく、みんなで『おいしいね』って言いながら箸を進めております」と和気あいあいの現場の様子を明かし、最後に改めて「なるべく良いドラマ、見たことのないドラマを作っていくつもりです。最後まで楽しんでください」とドラマをアピールしていた。

 舞台あいさつにはほかに、「KAT-TUN」の田口淳之介さん、小池栄子さん、矢野聖人さんも出席した。17日からスタート。毎週火曜午後9時~同54分。(毎日新聞デジタル)

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