堺雅人:初の弁護士役で連ドラ主演 新米弁護士にガッキー 4月スタートのコメディー「リーガル・ハイ」

4月スタートの連続ドラマ「リーガル・ハイ」に初の弁護士役で主演する堺雅人さん (C)フジテレビ
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4月スタートの連続ドラマ「リーガル・ハイ」に初の弁護士役で主演する堺雅人さん (C)フジテレビ

 俳優の堺雅人さん(38)が4月に放送を開始するフジテレビの連続ドラマ「リーガル・ハイ」に“人格破綻者”ながらすご腕の弁護士・古美門研介(こみかど・けんすけ)役で主演することが14日、明らかになった。堺さんは「とにかく脚本が面白いんです。ちゃんとせりふを覚えて台本通りにやっていれば、たとえ棒読みでも、いや台本片手に演じていたって相当面白いドラマになるのではないかと思っています」と自信を見せている。堺さんが弁護士役を演じるのは今回が初めて。

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 ドラマは、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)、ドラマ「ゴンゾウ 伝説の刑事」(08年、テレビ朝日系)などの脚本家・古沢良太さんが初めて同局のドラマを手がけるコメディー。偏屈で毒舌、皮肉屋、気分屋で浪費家、そして金と名誉と女が好き……という“人格破綻者”の弁護士・古美門は「勝った者が正義」という信念で手段を選ばず、一度も訴訟に負けたことがない。周囲の人々は彼のやり方に懐疑的だったが、次第に自分の描いていた正義が絵空事だったことを思い知り、忘れかけていた闘う気持ちやあきらめない気持ちを思い出していく……という物語。

 古美門とぶつかり合いながらも法廷で共に闘う新米弁護士・黛真知子役で女優の新垣結衣さん(23)が出演。真知子は、弱者救済の使命に燃える熱血弁護士で、真面目で要領が悪く融通の利かない“超ガリ勉”という役どころだ。ほかに駆け出しだったころの古美門を育てたものの、彼に事務所を乗っ取られそうになり、今では古美門に敵対心を燃やす大手法律事務所所長・三木長一郎を生瀬勝久さん(51)、ことあるごとに古美門に嫌がらせをする三木の秘書・沢地君江を小池栄子さん(31)、古美門事務所の事務員・服部役を里見浩太朗さん(75)が演じる。里見さんが同局のドラマに出演するのは97年9月放送の「荒木又右衛門 伊賀の決闘~愛と友情−涙の仇討ち」以来、約15年ぶり。

 堺さんは初共演となる新垣さんの役どころを「黛は、まっすぐで頑張り屋さん。このドラマの登場人物で一番変化、成長していく、魅力的な役」と解説し、新垣さんについて「勝手に黛と似たようなイメージを抱いています。彼女のエネルギーや勢いにあやかって、僕も頑張りたいと思います」とコメントしている。一方、新垣さんは堺さんの印象を「柔らかい表情の中に喜怒哀楽、いろいろな感情を秘めた不思議な魅力のある俳優さん」と述べ、「ご迷惑をかけないように、芯のあるお芝居のキャッチボールができるように頑張ります」と意気込んでいる。

 企画した同局編成部の成河広明さんは、堺さんの起用について「足かけ2年のオファーをさせていただいた」と明かし、「古美門研介は、弁護士のあらゆる面を持っていると同時に、現実の弁護士の誰とも違うキャラクターです。複雑で、とても魅力的な主人公を演じられるのは堺雅人さんしかいない」とコメント。今作について「裁判官には公平が、検察官には正義が似合うのに、弁護士に似合う言葉がない。そんな一筋縄ではいかない人たちは、いってしまえば魑魅魍魎(ちみもうりょう)、この世の中の縮図だと感じた。いつかそんな人たちをドラマの主人公にできればと思っていた」と話している。放送は4月から毎週火曜午後9時~同54分。(毎日新聞デジタル)

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