注目ドラマ紹介:「カエルの王女さま」 天海祐希が主演 歌って踊るコメディードラマ

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 女優の天海祐希さん主演の連続ドラマ「カエルの王女さま」(フジテレビ系)が12日、放送をスタートする。天海さん演じるブロードウェー帰りのミュージカルスター倉坂澪が、財政難にあえぐ町の“ママさんコーラス”グループ「シャンソンズ」を立て直すために奮闘するコメディードラマだ。

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 天海さん演じる澪は、従来のコーラスの概念を打ち破るべく、自由に歌って踊る合唱スタイル「ショークワイア」の指導で「シャンソンズ」のメンバーを鍛えていく。最新のヒット曲や往年の歌謡曲、演歌など日本の名曲の数々が登場し、宝塚歌劇団トップスターだった天海さんがキャストらと歌い、踊るシーンは見どころだ。天海さんが同局のドラマで歌を披露するのは05年の主演ドラマ「越路吹雪・愛の生涯~この命燃えつきるまで私は歌う~」以来、約7年ぶりとなる。

 澪のやり方に反発する「シャンソンズ」のリーダー・井坂忠子を、今回、歌とダンスに初挑戦した石田ゆり子さんが演じる。忠子は伝統を重んじる性格のため、従来の合唱スタイルを守ろうと澪と対立しながらもシャンソンズの立て直しに奮闘する。ほかに澪に憧れる女子大生・野々村まひるを人気アイドルグループ「AKB48」の大島優子さん、市役所の受付嬢・桜井玲奈を片瀬那奈さん、シングルマザーの羽田南をドラマ初出演の福原美穂さん、女性以上に女性らしい男性・高垣忍を千葉雄大さんが演じる。また忠子の夫・井坂哲郎を小泉孝太郎さん、高垣の同僚・乾一希を玉山鉄二さんが演じる。

 第1話は、人気劇団のミュージカルスターとして活躍後、単身ニューヨークに渡り、ブロードウェーを目指した澪(天海さん)だが、本場のショービジネスの厳しさに挫折してしまう。そんな折、高校時代の恩師・森香奈絵(久野綾希子さん)から招待を受け、帰国。大きな舞台の誘いだと思っていた澪だが、依頼されたのは、3カ月後の復活公演を目指す“ママさんコーラス”グループ「シャンソンズ」のコーチだった。仕事のあてもない澪は、やむを得ず香奈絵の依頼を引き受けるが、現メンバーはリーダーの忠子(石田さん)と主婦2人。さらに、オーディションにやってきたのは、主婦、大学生などまったくの素人たち。がくぜんとする澪に追い打ちをかけるように、海外のエージェントから契約打ち切りの連絡が入り、澪は行き場を失ってしまう……というストーリー。

 主題歌は現役女子高生シンガー・ソングライターの家入レオさんの「Shine」が起用された。ドラマは12日から毎週木曜午後10時放送。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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