人気アイドルグループ「嵐」の大野智さんが“月9”初主演を務めるドラマ「鍵のかかった部屋」(フジテレビ系)が16日、放送をスタートする。人気作家・貴志祐介さんのミステリー小説が原作で、大野さん演じるセキュリティーを知り尽くした防犯オタクの榎本径が、弁護士2人と密室事件や謎の解明に挑む“パズルミステリー”だ。
ウナギノボリ
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ドラマは防犯探偵・榎本シリーズの原作「鍵のかかった部屋」「硝子のハンマー」「狐火の家」の3部作に収録されているエピソードの中から厳選し、1話完結方式で映像化。恋愛ドラマを中心に放送してきた同枠のイメージを、前クールの「ラッキーセブン」から刷新し、ティーンや若い女性のみならず、男性層にも楽しめるドラマを目指している。
大野さん演じる榎本は、大手警備会社「東京総合セキュリティ」で日々、セキュリティーに関する研究を行っている、いわゆる“防犯オタク”。性格は冷静沈着でとっつきにくく、一見近寄りがたいが、鍵や錠前をはじめとした防犯アイテムの知識はもちろんのこと、物理や化学、建築などに関わるあらゆる基礎的理論に造詣が深く、「この世に破れない鍵はない」と自信を持っている。
榎本に密室事件の調査協力を依頼する美人弁護士・青砥純子を戸田恵梨香さんが演じる。純子は純粋でまっすぐ、正義感が強く、困っている人の依頼は断れないというまじめな性格。仕事を依頼した榎本のことを、どこか懐疑的に思っている部分もあるが、次第に事件を解決していく榎本に頼りがいや魅力を感じ始めるという役どころ。また、純子とともに密室事件に挑む先輩弁護士・芹沢豪を佐藤浩市さんが演じる。この3人をメーンに、時にコミカルに、時にシリアスに推理ドラマが展開される。
第1話は、「東京総合セキュリティ」に勤める榎本(大野さん)は、弁護士の純子(戸田さん)に頼まれ、先輩弁護士・芹沢(佐藤さん)とともに密室事件の現場にやってきた。そこは、葬儀会社社長・大石が遺体で発見された山荘だった。警察は、山荘が密室だったことと、大石が末期のがんを患っていたことから自殺と断定するが、大石の友人の円山(浜田晃さん)と司法書士の日下部(堀部圭亮さん)が疑念を抱き、弁護士の芹沢に調査を依頼したのだ。日下部から遺体発見当時の状況の説明を受ける純子たち。そして、榎本は事件を検証し始める……というストーリー。
主題歌は「嵐」のニューシングル「Face Down」を起用。放送は、16日から毎週月曜午後9時。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)
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