俳優の山本太郎さんが18日、太陽光発電施工事業を展開する「ソーラーリフォーム」(横浜市西区、清水勇介社長)に入社し、東京都内で行われた入社式に出席。「スポーツ選手を企業がサポートするようなもの。今は舞台があるので、休演日に出社することになると思う。僕の場合、とりあえず期間限定。3カ月ということで」と、特別な契約社員としての入社であることを明かした。
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新入社員4人とともに社長から営業部配属の辞令を受けた山本さんは「体が固まっちゃいました。ドラマの1カットならありましたけど、入社式という形は初めてなので」と感想を述べた。入社式後には、自身の名前と顔写真が入った名刺を記者らと交換し、「一軒家にお住まいの方はいますか?」とさっそく営業活動を開始。「東京電力に営業する?」と聞かれると、「法人契約が取れたら大きいですね」と笑顔だった。
現在は、芸能関係の仕事は舞台1本のみといい、「その前は96%くらいが市民活動に関わってる感じです」と仕事が激減していることを改めて告白。舞台終了後は「市民活動以外は特に決まってない」といい、収入は「(芸能活動の)10分の1以下。大幅にダウン」となる。初任給について聞かれると、「ぼくにその質問をするなら、石原さんに尖閣諸島をいくらで買うのか聞いてくださいよ」と返答。芸能界への営業活動については「『今は難しい』という答えが多い。21年間やってきた仕事での広がりは難しいと思いますが、それよりも大事なことがある。1人の人間として上げるべき声を上げていきます」と思いを語った。
ソーラーリフォーム社は、グリーンイノベーションホールディングス(東京都渋谷区、都築博志社長)が展開していた太陽光発電システムのウェブ販売事業を分離独立して12年1月に設立。太陽光発電システムの販売・施工、オール電化機器の販売・施工などの事業を行っている。(毎日新聞デジタル)