銀の匙:マンガ大賞効果で100万部増 累計250万部突破で単巻ミリオン目前へ

荒川弘さんの「銀の匙 Silver Spoon」(小学館)コミックス3巻の表紙
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荒川弘さんの「銀の匙 Silver Spoon」(小学館)コミックス3巻の表紙

 全国の書店員らが人気作を選ぶ「マンガ大賞」を受賞した荒川弘さんの農業青春マンガ「銀の匙 Silver Spoon」の1~3巻のコミックスの累計発行部数が250万部を突破したことが18日明らかになった。発行元の小学館によると、3月末の「マンガ大賞」の受賞段階では150万部だったが、その後も増刷がかかり、18日に発売された3巻の帯には新刊分を想定して「200万部」と銘打たれたものの、その後も増刷を重ねて250万部に到達。1巻あたりの部数は80万部を突破している計算で、大ヒットの指標となる1巻あたり100万部の「ミリオン」突破も目前だ。

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 「銀の匙」は、アニメ化もされた大ヒットマンガ「鋼の錬金術師」で知られる荒川さんが「週刊少年サンデー」(小学館)で連載している。過酷な受験に行き詰まった少年・八軒勇吾が、教師の薦めで北海道の農業高校に進学し、仲間と絆をはぐくんで成長していく姿を描いている。錬金術師の苦悩や戦いを描いたダークファンタジーの「鋼の錬金術師」から一転、現代の日本を舞台に農業をテーマにした青春ストーリーが描かれていることも話題になった。

 コミックス1巻は11年7月に1巻が発売。初版から33万部を発行する有力作だったが、インターネットの口コミなどでさらにファンを集め、同年12月発売に発売された2巻の累計で100万部を突破するなど話題になっていた。(毎日新聞デジタル)

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