芦田愛菜:「家族のうた」後番組でトヨエツとW主演

「ビューティフルレイン」に親子役でダブル主演する豊川悦司さん(左)、芦田愛菜ちゃん=フジテレビ提供
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「ビューティフルレイン」に親子役でダブル主演する豊川悦司さん(左)、芦田愛菜ちゃん=フジテレビ提供

 子役の芦田愛菜ちゃんが、7月スタートのフジテレビ系の毎週日曜午後9時放送の連続ドラマで、豊川悦司さんとダブル主演することが10日、分かった。タイトルは「ビューティフルレイン」で、豊川さんが若年性アルツハイマー病と診断される父親、愛菜ちゃんがその父親を支える小学2年生の娘を演じる。愛菜ちゃんは11年4月期に放送され、ヒットした「マルモのおきて」以来の同枠主演で、豊川さんとの共演を「大好きな俳優さんなので、今からワクワクしています。本当のお父さんみたいにいろいろと教えてもらいたいです」と心待ちにしている。

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 ドラマ「ビューティフルレイン」は、10年10月からスタートした毎週日曜午後9時放送の「ドラマチック・サンデー」第8弾で現在は「家族のうた」を放送している。妻との死別をきっかけに大手建設会社を退職し、下町の金属加工工場に職人として勤めながら一人娘・美雨(愛菜ちゃん)と暮らしてきた圭介(豊川さん)が、ある日突然、若年性アルツハイマー病と診断され、2人の生活が一変。親子はこの現実とどう向き合い、乗り越えていくか……という物語。脚本は「パッチギ!」「フラガール」の脚本家・羽原大介さんが手がける。圭介が勤める職場の後輩役で三浦翔平さん、先輩役ででんでんさん、社長役で蟹江敬三さんが出演し、圭介の主治医となる医師を安田顕さんが演じる。

 豊川さんは愛菜ちゃんとの共演を「誰から見ても、今一番輝いている女優さんの一人です。胸を借りるつもりで、真正面からぶつかっていこうと思います」とコメント。役柄について「圭介が抱えているさまざまな問題は、その形こそ違え、誰もが生活していく中で出合う問題となんら変わりはありません。(圭介は)近道のない人生を一歩一歩、進んでいこうとします。(視聴者が)応援したくなるような、そんな人物像にできれば」と話し、「親子の絆、家族の絆、地域の絆、今改めて問われることの多いテーマを、テレビドラマという形を通じて、視聴者のみなさんと一緒に感じていけるような、そういう作品を目指して頑張りたい」と意気込みを語っている。豊川さんが同局のドラマに出演するのは99年の「危険な関係」以来、約13年ぶり。

 愛菜ちゃんは「また連続ドラマに出演することができて、すごく幸せでうれしいです」と出演を喜び、役柄について「今までに演じたことのない、とっても難しい役ですが一生懸命頑張ります」とコメント。「月曜日から学校やお仕事を頑張ってもらえるようにたくさんの方に見ていただきたいです」と話している。

 同局の編成企画・鹿内植さんは「豊川さんの子どもに向ける優しい瞳、子供と一緒になってはしゃぐおちゃめな姿を純粋に見たいと思いました」と豊川さん起用の理由を語り、愛菜ちゃんの起用については「父親を思う娘の微妙な心を、子役としてではなく、一女優として演じてもらうことで、新たな魅力を見られるのではないかと楽しみにしています」と話している。また今作について「父と娘の絆を描きます。難病ものとしてショッキングなものとするのではなく、その出来事がきっかけとなって、父と娘が互いへの思いを改めて見つめ直すことを描いていきます。どんな困難も明るく笑って乗り越えようとする姿勢にみなさんが勇気づけられ、希望を感じていただけたら」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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