ちいかわ
第299話 拾魔(9)
12月5日(金)放送分
マンガ誌「週刊少年マガジン」(講談社)で73~76年に連載された、梶原一騎さん、ながやす巧さんによる青春・純愛マンガの金字塔を、「クローズZERO」などで知られる三池崇史監督が映画化し、16日に封切られる。早乙女財閥の一人娘・愛は、幼少期に雪山で見知らぬ少年に助けられ、以来その少年、太賀誠が忘れられない人となった。そして11年後、愛は誠と運命の再会を果たす。超ワルになっていた誠を更生させようと献身的に尽くす愛。やがて、誠と不良学生の間で抗争が発生。そこに、愛のことを愛する優等生の岩清水弘やスケバンのガムコらがからみ、怒涛(どとう)のドラマが展開していく……。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
「昭和を知る世代だけでなく、いまを生きる若者にもこの映画を見てほしい」との製作側の思いから、導入部はなんとアニメーション。その後も、誠役の妻夫木聡さんが西城秀樹さんの「激しい恋」を歌い、岩清水役の斎藤工さんが錦野旦(にしきのあきら)さんの「空に太陽があるかぎり」を熱唱し、愛役の武井咲さんがザ・フォーク・クルセイダーズの「あの素晴らしい愛をもう一度」を軽やかに歌うなど、意表を突かれっぱなし。しかもみなさん、歌いながら踏むステップが、ダンスというよりお遊戯(失礼!)と表現したほうが適切なゆるーい踊り。もともとは「昭和の歌を生かしたミュージカルをやってみたい」という、脚本を担当した演出家で俳優の宅間孝行さんのアイデアだそうだが、そこに、音楽プロデューサーの小林武史さんがアレンジした数々の名曲がかぶさり、それに合わせたパパイヤ鈴木さん考案の踊りが、えもいわれぬ脱力感と笑いを提供する。
そんな昭和生まれのおじさまたちの思惑に乗って、かれんに歌い、踊り、演技する、平成生まれの武井さんのひたむきさには頭が下がる。一方の妻夫木さんは30歳を過ぎているのに高校生役。しかも髪形には違和感があり、額の傷もうそっぽいが、この作品自体がけれんみたっぷりだから、それもまたよしと納得してしまう。ほかに、ガムコ役で安藤サクラさんが、愛の両親役で市村正親さんと一青窈さんらが出演。彼らそれぞれの渾身(こんしん)の演技が、今作を一級のエンターテインメント作に仕立てている。16日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系、2024~25年)でヒロインの甘根幸果を演じた宮部のぞみさん、敵役のリゼル・ジャルダックを演じた鎌田英怜奈(かまた・えれな)さんにイ…
人気グループ「なにわ男子」の高橋恭平さんが、映画「山口くんはワルくない」(守屋健太郎監督、2026年6月5日公開)で主演を務めることが明らかになった。金髪コワモテで関西弁の転校生…
人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんが12月4日、東京都内で行われた、ディズニー・アニメーション「ズートピア2」(ジャレド・ブッシュ監督、5日公開)の前夜祭…
ディズニー・アニメーション「ズートピア2」(ジャレド・ブッシュ監督・バイロン・ハワード監督、12月5日公開)が11月26日、日本より一足早く各国で公開を迎え、初週末まで5日間の興…
俳優の永野芽郁さんが、Netflix映画「僕の狂ったフェミ彼女」(小林啓一監督)で、主演を務めることが12月3日、分かった。役作りのためにロングヘアをばっさりとカットし、新たなビ…
2025年12月06日 10:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。