武井咲:「ファンではない」にふくれっ面 「愛と誠」ジャパンプレミア

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 俳優の妻夫木聡さんが主演を務め、女優の武井咲さんがスクリーンデビューする三池崇史監督の最新映画「愛と誠」(16日公開)のジャパンプレミアが13日、東京都内であり、妻夫木さん、武井さん、三池監督らが登場。この日朝から三池監督の母校・大阪常翔学園での試写会イベントに出席した妻夫木さんと三池監督は、イベントに参加できなかった武井さんのために500人の高校生たちが書いた“ラブレター”を武井さんにプレゼント。突然のサプライズに笑顔を見せた武井さんだったが、手にした一通に「ファンではありませんが、とりあえず頑張って」というメッセージが書かれており、「本当にラブレターなんですか~?」とふくれていた。

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 一方で、MCが“武井さんファン”からのメッセージを読み上げると、武井さんは「こんなにもたくさん愛されてうれしいです」とにっこり。「ファンの方とそうでない方もいらっしゃいますけど、映画を愛していただけたらうれしい」とユーモアたっぷりに語った。

 この日の大阪のイベントで高校生から「武井さんと密着したりするシーンがあるそうですが、どんな感じですか」という質問を受けたという妻夫木さんは、「ここで変なこと言ったら僕つかまりますよね?」と苦笑い。「役を演じているときは、役の感情だから僕自身は感じていない」と妻夫木さんが明かすと、武井さんは「何も感じていないと言われると寂しいものがあります……」と話し、会場の笑いを誘っていた。

 「愛と誠」は、原作・梶原一騎さん、作画・ながやす巧さんの名作マンガで、73~76年にマンガ誌「週刊少年マガジン」で連載され、これまでに3度映画化されたのをはじめドラマ化もされている人気作。今回はミュージカル風の演出を採用し、劇中の名曲をアレンジする音楽プロデューサーに「Mr.Children」などを手掛ける小林武史さんを起用。振り付けをパパイヤ鈴木さんが担当し、歌と踊りで映画を盛り上げている。

 超不良の太賀誠を妻夫木さん、究極のお嬢様の早乙女愛を武井さんが演じ、天と地ほどの差がある2人の“運命の恋”を描く。「君のためなら死ねる!」とエネルギッシュに叫ぶ強烈なキャラクター・岩清水役を斎藤工さんが演じるほか、安藤サクラさん、市村正親さん、余貴美子さん、伊原剛志さん、一青窈さんなど豪華キャストが出演している。映画は16日から公開。なお、ジャパンプレミアには一青窈さんも登場した。(毎日新聞デジタル)

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