バンクーバー朝日軍:原秀則が実話基に野球マンガ新連載

原秀則さんの新連載「バンクーバー朝日軍」のイラスト
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原秀則さんの新連載「バンクーバー朝日軍」のイラスト

 「ジャストミート」「冬物語」などで知られるマンガ家の原秀則さんが、100年前にカナダに実在した日系人野球チームの実話を基にした新連載「バンクーバー朝日軍」をビッグコミックスペリオール(小学館)でスタートさせることが22日、明らかになった。100年前に海を渡った日系人によるカナダの“サムライ野球”チームを描くセミドキュメンタリーで、7月13日発売の同誌15号から連載を開始することが22日発売の14号で発表された。

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 「バンクーバー朝日軍」は、1900年代前半にカナダに実在した日系カナダ人野球チーム。“サムライ野球”のルーツともいえる同チームは、差別と貧困にあえいだ日系人に希望と誇りをもたらし、フェアプレーに徹し、白人からも熱狂的に迎えられ、カナダ最強と言われるまでになった。チームは太平洋戦争開戦により解散に追い込まれたが、03年にはカナダ野球殿堂入りも果たしている。

 マンガは、テッド・Y・フルモトさんの同名本(東峰書房)を原作に、「ジャストミート」や「やったろうじゃん!!」などの野球マンガを生み出してきた原さんが、セミドキュメンタリーとしてチームの活躍と軌跡を描いていく。同誌は「夏の新連載メガ攻勢第1弾」としており、今後も新連載の発表が続きそうだ。(毎日新聞デジタル)

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