俳優の阿部サダヲさんが21日、東京都内で行われた主演映画「ぱいかじ南海作戦」の完成披露試写会の舞台あいさつに登場。阿部さんの大ファンで今作で初共演を果たした女優の佐々木希さんも出席し、「(阿部さんは)実際に会ってみるととっても気さくで、ますます好きになってしまいました。大好きです!」と告白されると、阿部さんは大テレだった。
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撮影序盤に佐々木さんから自分のファンだということを聞かされ、それ以来「口もきけなくなって顔も見られなくなってしまった」という阿部さんは、「今日はようやく慣れてきたのに、また元に戻ってしまいました……」と顔を赤らめ、うつむき加減に。佐々木さんも「(映画の)取材でも何度も大好きっていったので、私も緊張してきました」とお互い恥ずかしがっていた。
映画は、94年に刊行された椎名誠さんの同名小説が原作で、最果ての南の島を舞台に、海浜でのサバイバル生活や島で出会った仲間たちとの交流を描いたコメディー。コントユニット「シティー・ボーイズ」ライブの作・演出や、アニメ「しろくまカフェ」の構成などで知られる、人気脚本家・演出家の細川徹さんが監督デビューを果たしている。
リストラと離婚のダブルパンチを食らった佐々木(阿部さん)は、唐突に気分転換をと思い立ち、南の果てへ旅立つ。島に着いたその日に4人組のキャンプ生活者と出会い、一瞬にして「ここはパラダイスだ!」と有頂天になったが、翌日、佐々木の持ち物とともに4人組は姿を消してしまう。途方に暮れる佐々木のもとに、都会生活に疲れて島を訪れた若者オッコチ(永山絢斗さん)、関西娘2人組のアパ(貫地谷しほりさん)とキミ(佐々木さん)が加わって、4人の奇妙な海浜生活が始まり、次第に結束は固まっていく。そんなある日、4人組のホームレスのうわさを耳にした佐々木は全財産を取り返すべく、リベンジを決意する……というストーリー。
舞台あいさつには、3月にバイク事故で左足を骨折し先日退院したばかりの永山さんも、杖をつきながら駆け付け、「とにかく楽しい映画。演じていて笑いをこらえるのに必死で、実際笑ってしまっているところも使われています(笑い)」と映画をアピール。最後に、阿部さんは「舞い上がってしまって、冒頭で私、全裸になっています。公開日が一緒の(沢尻エリカさん主演の映画)『ヘルタースケルター』に合わせてではないんですが、偶然(笑い)」と告白し、会場の笑いを誘っていた。映画は、7月14日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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