降谷建志:「八重の桜」で大河初出演 新撰組の刺客・斎藤一役に

NHK大河ドラマ「八重の桜」に大河初出演が決まった降谷建志さん
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NHK大河ドラマ「八重の桜」に大河初出演が決まった降谷建志さん

 ロックバンド「Dragon Ash」のボーカルの降谷建志さんが、綾瀬はるかさん主演の13年のNHK大河ドラマ「八重の桜」に新撰組の三番隊組長の斎藤一(はじめ)役として、大河ドラマに初出演することが19日、発表された。降谷さんは、会津に殉じた新撰組の刺客で、「山口一」「斎藤一」「山口次郎」……と何度も改名している謎多き人物。剣の腕前は「斎藤は局中一、二の刺客」と記されるほどの使い手という役どころだ。

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 降谷さんは「出演依頼をいただいたときは、バンドマンという大好きなことだけを15年以上続けて来た自分にとって、あまりに場違いだと大変戸惑いましたが、今は自分に出来ることを誠心誠意やらせてもらいたいと胸踊らせています」とコメントしている。降谷さんが俳優として活動するのは02年の映画「手紙」で父・古谷一行さんと親子共演して以来、11年ぶりとなる。

 同局の内藤愼介チーフプロデューサーは、「本人と会って話をしたときに、非常に興味を持ってくれて、やりたいと言ってくれた。彼自身が時代劇好きだった」と起用理由を説明。「普段だったらやらないかもしれないけど、東北が舞台になっていたり、自分たちができることがあるのではと思うところがあったのでは。どんな斎藤一像になるのか楽しみ」と期待を寄せた。

 このたび、発表されたキャストは、会津の女性たちでは、軍事奉行添役・神保修理の妻・神保雪子を芦名星さん、山川大蔵の妻・登勢役を白羽ゆりさん、斎藤一の妻・高木時尾役を貫地谷しほりさん、山川兄弟の賢母・山川艶役を秋吉久美子さん、山川二葉役を市川実日子さん、幕府側では、徳川慶喜役を小泉孝太郎さん、松平春嶽役を村上弘明さん、斎藤一役を降谷さん、勝海舟役を生瀬勝久さん、朝廷側では岩倉具視役を小堺一機さん、孝明天皇役を市川染五郎さん、新政府側では大山巌役を反町隆史さん、板垣退助役を加藤雅也さん、西郷隆盛役を吉川晃司さんが演じる。

 ドラマでは、福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれる主人公・新島八重(1845~1932)の一生を描く。脚本は「ゲゲゲの女房」の山本むつみさん、テーマ音楽は坂本龍一さんが担当する。13年1月から放送。全50回を予定。8月末~9月初旬にクランクイン予定。(毎日新聞デジタル)

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