女優の広末涼子さんが1日、東京都内で行われた映画「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督、9月15日公開)の完成披露試写会舞台あいさつに主演の堺雅人さん、共演の香川照之さんらと登場。婚活中の女性編集長を演じた広末さんは、笑顔を封印して撮影に臨んだといい、「ここまで感情を表情に出さないというのは現場に入って知ったので、封印するのが大変でした」としみじみ。堺さん、香川さんのコミカルな演技もスルーしなくてはいけなかったといい、「吹き出してしまいそうなお芝居をされるので、意識をしてはいけなかった。マイペースに演じました」と苦労を告白した。
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また、香川さんは、堺さんとのシーンについて、「(劇中で)完全に吹いています」と驚きの告白。「引きの画なのであまりよく分かりませんが、“鬼のこらえ”をして次のセリフに行っているので、そこを楽しんで」とユーモアたっぷりに話し、会場の笑いを誘っていた。
映画は、35歳・無職で、俳優を目指すも挫折して自殺しようと思っている男・桜井(堺さん)が主人公。自殺の前に行った銭湯で、やけに羽振りのいい男・コンドウ(香川さん)が目の前で転倒し記憶喪失に……。桜井は、ほんの出来心からコンドウになり代わるが、コンドウは非合法な裏稼業を営む男だったため、ヤクザ絡みのトラブルに巻き込まれていく。一方、記憶を失い自分を桜井だと思い込んだコンドウは、情けない自分の境遇にぼうぜんとするも、病院で出会った女性・香苗(広末さん)に助けられ、生活を立て直していく。しかしコンドウの記憶が戻ったとき、桜井が招いたトラブルを解決しなくてはならなくなり……という物語。
舞台あいさつには、劇中でミステリアスな女を演じた森口瑤子さん、主題歌「点描のしくみ」を書き下ろした元「THE YELLOW MONKEY」のボーカル吉井和哉さん、内田監督も登場。同作が、6月に中国・上海で開催された「第15回上海国際映画祭」で最優秀脚本賞を受賞したことから、この日、吉井さんから花束を手渡され祝福された内田監督は、「脚本は3~4年かかった。その間に吐いたり泣いたりいろいろあるんです。2週間くらいで書きたい」と冗談めかして話し、観客を笑わせていた。(毎日新聞デジタル)
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