伊藤英明:NYロケで全編英語に挑戦「刺激になりました」

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 俳優の伊藤英明さんが最凶最悪の教師を演じることで話題の映画「悪の教典」(三池崇史監督)のスピンオフドラマ「序章」が映画の公開に先駆け、携帯電話向け動画配信サイト「BeeTV」で10月15日から配信されることが16日わかった。ドラマでは映画で描ききれなかった原作のストーリーを映像化。撮影は米ニューヨークのウォール街やブルックリン橋公園などで行われ、伊藤さんは全編英語での演技に体当たりで挑戦しており「ものすごく刺激になりました」と話している。

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 「悪の教典」(文芸春秋)は人気作家・貴志祐介さんのミステリーが原作で、10年7月に単行本が発売され、「第1回山田風太郎賞」や宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内部門1位に選ばれるなど、数々の賞を受賞した小説。主人公は、高い知能を持ち、アメリカの投資銀行で成功したにもかかわらず、突如、帰国して教師となった蓮実(伊藤さん)。蓮実は生徒の人気も高い模範教師だが、実は他者への共感能力が欠如した反社会性人格障害(サイコパス)だった……という物語。伊藤さんのほか、俳優の山田孝之さん、林遣都さん、染谷将太さん、女優の二階堂ふみさんらが出演する。

 伊藤さんは米国でのロケを終え、ハリウッド進出への意欲を聞かれ「経験としては(ハリウッドで)やってみたいと思いますが、俳優として仕事をしていくという意味では、日本でもハリウッドでも、どこへいっても変わりはないと思いますし、僕が一番望んでいるのは、いろいろな世界の人たちに、(日本が発信する)作品を見てもらいたいということです。日本が発信していくものが世界で認められたらよいですね」とコメント。「ドラマを見て映画館に行っていただいてもよいですし、映画を見てからドラマに戻っていただいても楽しめる作りになっていると思います」とドラマをPRしている。

 映画は11月10日公開。スピンオフドラマ「序章」は1話30分の全4話で「BeeTV」で10月15日から毎週月曜配信。10月19日にはDVDが発売される。(毎日新聞デジタル)

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