テレビ朝日:スギちゃん事故で飛び込み企画を一切中止

収録で胸椎骨折の重傷を負ったスギちゃん
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収録で胸椎骨折の重傷を負ったスギちゃん

 テレビ朝日は25日、定例社長会見を開き、特別番組の収録でお笑い芸人のスギちゃんが重傷を負った高飛び込みの企画を今後中止することを発表。早河洋社長は「これまでも万全の安全対策を講じたり、入念な準備を行ってきたが、100%安全という確証を得られないということになり、そういうことならば、高飛び込み企画はバラエティーの一企画としてはやらないということになりました」と説明した。

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 また、スギちゃんの回復状態については、「順調だと聞いています。近いうちに、復帰に向けて事務所の方から今後の仕事に関する説明があると聞いている」と明らかにし、休業補償や番組関係者の処分などについては、平城隆司編成制作局長が「所属事務所とも話し合いを継続しているが、本人の回復を待ってからになる」と説明した。

 同番組の収録では、お笑い芸人のいとうあさこさんもけがをしたと報じられていたが、早河社長は「(収録の)2日後ぐらいにレントゲン検査などを受けて、この段階で現場スタッフが詳しい状況を把握していなかった。コミュニケーション不足もあるが、(スギちゃんの)事故の対応に追われたこともあり、適切でなかった。会社として全容の把握が十分でなかったので、反省をしています」と陳謝した。

 なお、体を張る企画そのものについては「リスクの度合いが高くなる場合には安全対策は行っていくので、他のもので今のところ中止するということはない。スギちゃんも『何かあると、すぐに中止するというのはやめてくれ』と言っていたと思うが、(体を張る企画)全部をやめるということにつながらないと思う」とコメント。今後は「個々のプロデューサー、制作チームが安全かどうか万全のチェックをしていく」と話した。(毎日新聞デジタル)

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