滝沢秀明:3年ぶりドラマ出演で渡哲也と共演 復讐に燃える探偵役

「金曜プレステージ特別企画『悪党』」で滝沢秀明さんと約4年ぶりに共演する渡哲也さん
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「金曜プレステージ特別企画『悪党』」で滝沢秀明さんと約4年ぶりに共演する渡哲也さん

 人気男性デュオ「タッキー&翼」でデビュー10周年を迎えた滝沢秀明さんが11月に放送される「悪党」(フジテレビ系)で約3年ぶりにドラマに出演し、約4年ぶりに俳優の渡哲也さんと共演する。暴行されて殺された姉の復讐(ふくしゅう)に燃える私立探偵を演じる滝沢さんは「繊細なお芝居で皆さんに楽しんでいただき、一緒になって考えていきたいと思います」と意気込んでいる。

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 「悪党」は、デビュー作「天使のナイフ」で江戸川乱歩賞を受賞した作家・薬丸岳さんの小説が原作。中学2年生の時、姉が暴行されて殺されるという事件が起こって以来、犯罪に対する憎悪の念が鎮まることのない私立探偵・佐伯修一(滝沢さん)が、犯罪加害者が改心しているかどうかの追跡調査を依頼される。そんな中、姉を殺した犯人の男の一人を発見。その尾行でキャバクラで働く冬美と出会う……という物語。ドラマ「相棒」シリーズ、「科捜研の女」シリーズ(ともにテレビ朝日系)などを手がける戸田山雅司さんが脚本を担当する。

 渡さんが演じるのは、滝沢さん演じる修一が勤務する探偵事務所の所長で元刑事の木暮正人。少年犯罪への対応に疑問と憤りを抱き、司法に絶望しかけている。普段は昼あんどんを演じながら事件の核心を冷静に見つめているという役どころ。修一とは刑事時代に接点がある。

 ほかに探偵事務所の事務員で、おしゃべりで毒舌ながら優秀な染谷伸子を戸田恵子さんが演じ、少年院を出て振り込め詐欺グループのリーダーをしている坂上洋一を要潤さん、修一の父親・佐伯順一郎を大杉漣さん、修一や木暮と対立する人権派の弁護士・鈴本茂樹を奥田瑛二さんが演じる。

 編成企画を手がける太田大さんは「滝沢さんに、犯罪被害者遺族という壮絶な過去を背負いながらも、等身大の身近な主人公を演じてもらうことで、今回のテーマを視聴者の方々にも身近な問題としてとらえられるのではないか」と滝沢さんの起用理由を話した。また同作について「『もしも我が子が殺されたら……、もしも親が、兄弟が、恋人が……』。そんな誰でも一度は思ったことのある思いに一つの答えを提示できる作品」と話している。

 「金曜プレステージ特別企画『悪党』」は11月30日午後9時~同10時52分に放送。(毎日新聞デジタル)

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