大みそかに放送される「第63回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで始まり、初出場のナオト・インティライミさんが登場した。リハーサルを終えたナオトさんは「周りから『おめでとう』といわれるたびに紅白に出る実感がわいてきて。紅白はサンクチュアリ（聖域）、神聖な場所」と話し、「来年は本格始動したい。ちやほやされる新人時代は終わったと思うので、フワッとした中堅にならないようにしたい。中2から音楽をやっていて足かけ20年でようやく夢の舞台に立てた。いよいよこれから」と気を引き締めた。

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　ナオトさんは今年1年を振り返り、「初めてのことに挑戦した年。アリーナツアーもやったし、役者デビューも。『SMAP』への楽曲提供も。そして最後に紅白。濃い1年でした」と振り返った。また、「2カ月ほど前にエチオピアへ旅にも行きました。少数民族の方々と一緒に“裸族”になって過ごしたら体調を崩しちゃって」と明かし、「旅の様子も映画になるので、いよいよ本格始動です」と来年に向け意気込んでいた。

　今年の紅白歌合戦は、全出場歌手は紅組・白組合わせて50組が出場。「ニッポンラララ♪　歌で会いたい。」がテーマで、白組司会者は人気グループ「嵐」、紅組司会者は女優の堀北真希さん、総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。31日午後7時15分～同11時45分（途中、5分間ニュースで中断）に放送予定。（毎日新聞デジタル）