解説:今年は倉悠貴が演じる黒田官兵衛 「軍師官兵衛」から12年も、大河ファンのイメージは岡田准一?

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第21回に登場した黒田官兵衛(倉悠貴さん) (C)NHK
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大河ドラマ「豊臣兄弟!」第21回に登場した黒田官兵衛(倉悠貴さん) (C)NHK

 俳優の仲野太賀さん主演のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合、日曜午後8時ほか)。5月31日放送の第21回「風雲!竹田城」では、倉悠貴さん演じる小寺官兵衛(のちの黒田官兵衛)が初登場した。大河ドラマで黒田官兵衛役といえば、2014年の「軍師官兵衛」の主演・岡田准一さんのイメージがいまだ強いか。では岡田さん、倉さん以外でどんな俳優が大河ドラマで官兵衛役を務めてきたのか、振り返ってみたいと思う。

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 ◇岡田准一“官兵衛”後、ここ10年はほぼ出番なし?

 1963年に始まった大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「豊臣兄弟!」を含めて22作あると言われる。最初の“戦国大河”は1965年の「太閤記」で、このときは田村高廣さんが黒田官兵衛(孝高)役で出演した。

 その後も1973年の「国盗り物語」で江守徹さん、1978年の「黄金の日日」で勝部演之さん、1981年の「おんな太閤記」で菅野菜保之さん、1983年の「徳川家康」で入川保則さんが演じた官兵衛。そこからかなり間が空いて1996年の「秀吉」で伊武雅刀さんが務めると、2006年の「功名が辻」では斎藤洋介さん、2011年の「江~姫たちの戦国~」では柴俊夫さんに引き継がれた。

 そして迎えた2014年、「軍師官兵衛」で岡田さんが好演。ここで脇役から主役となった「黒田官兵衛」の名は、歴史ファン以外にも広く認知された印象だ。

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 ここ10年ではどうか。「軍師官兵衛」後に目を向けてみると、戦国時代が舞台でありながら、2016年の「真田丸」、2017年の「おんな城主 直虎」、2023年の「どうする家康」と3作で官兵衛本人の出番はなし。2020年の「麒麟(きりん)がくる」では、濱田岳さんが演じる形で、6年ぶりに大河ドラマに登場したが、最終回のみとかなり限定的となっている。

 ◇久々に官兵衛が活躍か 倉悠貴への期待

 そういった状況を踏まえると、「豊臣兄弟!」は久しぶりに黒田官兵衛の活躍が見られる大河ドラマとなるのかもしれない。

 今作における官兵衛は、織田と毛利の勢力争いの前線・播磨(兵庫県西部)で小寺家に仕えていたが、秀吉(池松壮亮さん)が播磨攻略を任されたことを機に、率先して秀吉の配下に入る。竹中半兵衛(菅田将暉さん)に対抗心を燃やす、“もう一人の天才軍師”で、初登場となった第21回ではさっそく半兵衛と“火花を散らす”ような描写もあった。

 官兵衛を演じる倉さんは現在26歳。今年は映画「恋愛裁判」「教場 Requiem」がすでに公開され、現在もカンテレ・フジテレビ系の連続ドラマ「銀河の一票」に出演中。NHK初主演ドラマ「ある日彼女のパンティーが、」も先日、放送された。さらには映画「ブルーロック」「マッチング TRUE LOVE」といった待機作もある。

 「豊臣兄弟!」が初の大河ドラマとなるが、勢いそのままに第21回から始まった第6章「播磨攻略編」の一翼を担ってくれることを大いに期待したい。(岸谷史生/MANTANWEB)

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