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3月12日(木)放送分
深海に生息し、成長すると全長18メートルにもなる謎多き巨大生物「ダイオウイカ」の生きたままの姿がこのほど、NHKなどにより世界で初めて動画撮影され、13日の「NHKスペシャル」で全世界に先駆けて放送されることが分かった。NHKは10年にわたる調査の最終段階として、国立科学博物館などと共に有人潜水艇を用いた調査・撮影の準備を進め、昨年夏に小笠原諸島の海域で400時間以上におよぶ潜航を行い、父島東沖の深海でダイオウイカに遭遇し、世界初の撮影に成功した。
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ダイオウイカは、触腕(2本の長い腕)まで入れると、大きなものでは全長18メートルにもなるという地球上最大の無脊椎動物。欧米では“船を襲う海の怪物”クラーケンのモデルとして知られるなど、古代から世界各地でさまざまな伝説として語られ、人々の夢や臆測をかきたててきた。これまで世界中のメディアや研究者が深海で泳ぐ“生きた姿”の動画撮影に挑戦しようとしてきたが、すべて失敗。「深海最大の謎」とされてきた。
NHKは、感度の高い目を持つダイオウイカ撮影のために、特殊な深海撮影用超高感度ハイビジョンカメラを開発し、最新鋭の透明ドーム型潜水艇に搭載。世界的に知られるダイオウイカ研究の第一人者である国立科学博物館の窪寺恒己博士、NHKカメラマン、操縦士が搭乗して撮影に挑んだ。
今回撮影に成功したダイオウイカは、特徴である2本の長い触腕は切れて短くなっていたものの、大きさは約3メートル。完全な状態であれば、全長7~8メートルと推測される巨大イカだった。窪寺博士は「初めて潜水艇に乗ってダイオウイカを目の当たりにしました。今まで調べたダイオウイカ、海岸に打ち上がったダイオウイカと違って、輝くような美しさを持っていました。これは本当に価値ある映像で、今まで“謎”とされてきたさまざまな生態を導き出してくれるでしょう」とコメントしている。
NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」はNHK、NHKエンタープライズ、米ディスカバリー・チャンネルの国際共同制作で13日午後9時~同9時58分にNHK総合で放送予定。(毎日新聞デジタル)
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