大沢たかおさんら映画「藁の楯 わらのたて」(三池崇史監督)の出演者が、22日に東京都内で開催されたレッドカーペットイベントに出席。同作が5月15日に仏カンヌで開幕する「第66回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に出品されることを受けて、大沢さんが「正直びっくりしました。世界のみなさんにも楽しんでいただけたら」と語るなど、キャストは口々に喜びを語った。最後に伊武雅刀さんが一言「カンヌ(感)無量!」とギャグを飛ばすと、会場中に笑いが起こった。
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映画は、木内一裕さんの警察小説が原作で、懸賞金10億円の凶悪殺人犯を移送するSPたちの活躍や苦悩を描くアクションサスペンス。大沢さんは警視庁警備部のSP・銘苅一基(めかり・かずき)を演じ、松嶋菜々子さんが銘苅のパートナーのSP・白岩篤子役、藤原竜也さんが銘苅に移送される凶悪犯・清丸国秀役で出演する。主題歌は歌手の氷室京介さんが書き下ろした「NORTH OF EDEN」が採用されている。26日に公開予定。
レッドカーペット後には、プレミア試写会の舞台あいさつも行われ、出演者がステージに登場。現場でのハードな撮影を振り返り、大沢さんらキャストが苦労話を語る中、紅一点の松嶋さんは「話は緊迫していましたが現場は穏やかでした」とにっこり。三池監督から「いや、それは松嶋さんが穏やかな心の持ち主だから」と否定され、現場にキュウリの一本漬けを100本作って差し入れたエピソードも明かされた。また、大沢さんからは演技を「ほぼ男性にしか見えないように、みんなと同等に渡り歩いていたので、改めて素晴らしい役者さんだなと思いました」と絶賛すると、松嶋さんは「歩き方とか、男性に見えるように努力しました。最高の褒め言葉をいただきました」と喜んだ。(毎日新聞デジタル)
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