お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんの映画監督最新作「R100」の製作報告会見が13日、東京都内で行われた。これまで、「大日本人」(07年)、「しんぼる」(09年)、「さや侍」(11年)と3作の映画を世に出してきた松本さんは、最新作について「謎が多く、あまりしゃべれない」としながらも、位置づけを聞かれ、「こういういっぱいの役者さんに出ていただいて、自分が演出に回ってということは、4作目にして初体験。本当の監督っていう意味では、今回がそうなのかもしれない」と本格派監督デビュー作と自任していた。
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映画は、大森南朋さん演じる絶対に開けてはいけない扉を開いて“謎のクラブ”へ入会してしまった主人公の物語で、彼の前に次々と現れる謎の美女たちを大地真央さん、寺島しのぶさん、片桐はいりさん、冨永愛さん、佐藤江梨子さん、渡辺直美さんが演じるほか、YOUさん、前田吟さん、松尾スズキさん、渡部篤郎さんら豪華キャストが出演。松本さん自身も出演する。ワーナー・ブラザーズ配給で10月5日に全国で公開予定。
会見には主要キャストも登場。松本作品初参加となる主演の大森さんは、「ずっとテレビのバラエティーで育ってきた」というほどの松本さんのファンといい、「そんな僕が松本監督の映画に主演できて非常に光栄。撮影はなかなかきついところもあったんですが、本当に光栄な気持ちで立たせてもらってます」と感激した様子。また、大地さんも「私も私たち夫婦も松本さんのファン。主人も喜んでいる」と話し、寺島さんも「私も監督のファンで、うちの(フランス人の)だんなも。フランスでは松本監督はすごい人気で。(映画のオファーがあり)出産後復帰1作目だったんで、『今度こんな役だけど、どうしよう』と聞いたら、『なんでもいいから出なさい』といわれて。だんなさんは出来上がりをとっても楽しみにしている」と出演を喜んだ。
また、どんな映画かと聞かれた大森さんは、「本当にまだ出来上がったものを見てないので……」と戸惑いつつ、「現場で体感していたのは、映画の常識的なところは軽く飛び越えている」と大絶賛。さらに、海外メディアの記者の質問に、松本さんは「広く海外の人にも見てもらえたら。映画の本分は海を渡ることだと思っているので、そっちのほうも期待したい」と新作の“海外進出”にも意欲を見せていた。(毎日新聞デジタル)
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