「花様年華」「2046」のウォン・カーウァイ監督の最新作「グランド・マスター」のジャパンプレミアが30日、東京都内で行われた。会場には主演のトニー・レオンさんとカーウァイ監督が出席。女優の真木よう子さんが日本公開を祝福してサプライズゲストとして登場すると、同映画で描かれるカンフーに興味を持ったと2人にアプローチ。レオンさんは「大変ですよ」と苦笑いしたが、すかさずカーウァイ監督が「トニーはいい俳優と同時にいいコーチでもある。特に女性には優しいですよ」と推薦し、真木さんは「ぜひ」とレオンさんに教えを請うていた。
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09年の「レッドクリフ Part2」以来4年ぶりの来日となるレオンさんは、会場に集まったファンに対して気さくに握手やサインに応じ、最新作を「気に入ってくれることを祈ってます」と笑顔。また、映画の役作りは、撮影前から4年間にわたって自身初のカンフートレーニングをしたといい、「半年以上たってある程度のレベルに達したときにトレーナーのキックを受けて骨折。その後、映画の撮影初日にも骨折した。毎回、半年休んでその後またゼロから始めなければいけないのが大変だった」と苦労を明かした。
同映画は、20世紀前半の中国が舞台。ブルース・リーの師匠としても知られるイップ・マンの半生を基に、中国武術の技と心を極め、継承していった宗師(グランド・マスター)たちの闘いを描いた。主人公のイップ・マンをレオンさんが演じ、他にチャン・ツィイーさん、チャン・チェンさんらも出演する。31日から全国で公開。なお、この日は日本版イメージソング「After The Storm feat.シェネル」を歌うAIさんとシェネルさんが登場し、同曲を披露した。(毎日新聞デジタル)
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