リアル脱出ゲーム:日本初の参加型ムービーに! 連ドラ化も

映画「ナゾトキシネマ『マダム・マーマレードの異常な謎 出題編」のポスター
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映画「ナゾトキシネマ『マダム・マーマレードの異常な謎 出題編」のポスター

 企画集団「SCRAP」が手がける参加型謎解きイベント「リアル脱出ゲーム」が、映画化と連続ドラマ化されることが14日、明らかになった。映画は「ナゾトキシネマ『マダム・マーマレードの異常な謎』」と題し、観客自身が謎を解く日本初の参加型ムービーで、「出題編」(10月25日公開)と「解答編」(11月22日公開予定)の2本立て。ドラマは毎週視聴者が参加できる新感覚ミステリーで、「リアル脱出ゲーム 密室美少女」と題し、7月20日からテレビ東京で放送される。出演者、ストーリーなどは随時発表される。

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 リアル脱出ゲームは、04年に発表された無料のインターネットゲーム「クリムゾンルーム」を発端に人気を集めたゲームで、参加者が会場を歩いて隠された謎を解きながらゴールを目指す参加型ゲームイベント。マンションの一室や廃校、廃病院、東京ドーム(東京都文京区)、六本木ヒルズ(東京都港区)などさまざまな場所で開催されており、12年に行われたツアー「月面基地からの脱出」はトータル3万人を動員した。中国・上海や台湾、シンガポール、米サンフランシスコなど世界でも人気を集めている。

 映画は、「出題編」を映画館で鑑賞した後に、10分の制限時間以内に解答用紙へ答えを記入し、提出するというもので、上映中には何度か謎解きの時間も用意されるという。正解者の中から先着100人が、「解答編」のエンドロールに名前がクレジットされるといい、すべての謎は「解答編」で明らかになる。

 ドラマは、密室に閉じ込められた全員15歳の5人の少女が、脱出のため成功率1%という“超高難易度”の謎に挑戦するという設定で、視聴者もインターネットから番組への参加が可能。ウェブサイトでは、毎週ランキング形式で正解者を発表するほか、2話以降は、最も早く謎を解いた第1位を番組内で発表する。

 企画・原案を担当する「SCRAP」の加藤隆夫代表は映画について、「登場人物たちと同じ条件で謎解きができるような、映画の外の世界を今よりずっと面白くできるような、そんな映画を作ってみました」と紹介。連ドラについては、「テレビで毎週謎解きが出題され、翌週答えが出て、その間見ている人たちがずっと謎について頭をめぐらすことができる。30分足らずのドラマが終わった後こそ、世の中がざわめくのだと思っています」とコメントした。

 映画「ナゾトキシネマ『マダム・マーマレードの異常な謎』」の「出題編」は、10月25日公開。「解答編」は11月22日公開予定。ドラマ「リアル脱出ゲーム 密室美少女」は、7月20日スタートで、毎週土曜深夜0時50分~同1時15分放送。(毎日新聞デジタル)

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