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11月21日(木)放送分
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の音楽を担当している大友良英さんと同作の劇伴(劇中音楽)のレコーディングに参加したメンバー総勢15人によるビッグバンド「大友良英 & あまちゃんスペシャルビッグバンド」のコンサートが2日、パルコ劇場(東京都渋谷区)で開かれた。ライブは、配信でヒット中のオープニングテーマで幕を開け、「日常」「じぇじぇじぇ」「灯台」などサントラに収録された劇中曲を全24曲披露。曲の間には大友さんが曲制作の裏側などのエピソードを披露し、軽妙なトークで満員の観客を最初から最後まで沸かせた。
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コンサートは、オリコン週間ランキングで初登場5位とサントラとしては異例のヒット中の「あまちゃん オリジナル・サウンドトラック」(6月19日発売)を記念して、とくに人気のあるオープニングテーマの生演奏を聴きたいという声に応える形で急きょ実施が決定した。実際のドラマの劇伴は2、3日前に最終的な録音を終えたといい、ドラマの大詰めの部分をすでに見たという大友さんは「最後どうなるか聞きたいよね。教えない。ドラマを楽しみにしてください」と観客を“おあずけ”状態にし、会場からは笑いが巻き起こった。また、撮影現場で主人公のアキを演じる能年玲奈さんと会ったエピソードも披露し、「アキちゃん可愛いよね。猫背がたまらない。あの猫背にぐっときました」と意外なコメントも飛び出した。
MCで大友さんは、オープニングテーマはお祭り気分でスカのリズムを、現在放送中の「東京編」では都会的なジャズのサウンドで雰囲気作りをしていることを明かすなど、曲作りの背景を1曲ずつ解説しながらコンサートは進行。アンコールでは、主人公アキと北三陸の友人ユイ(橋本愛さん)がデュエットする「潮騒のメモリー」のインストバージョンとオープニングテーマを再び披露して幕を閉じる予定だったが、アンコールの拍手が鳴りやまず、急きょ「地味で変で微妙」を即興で披露し、観客は大満足の様子で会場を後にした。
「あまちゃん」は岩手・北三陸の架空の田舎町を舞台に、東京で生まれ育ち、内気で引きこもりがちだった高校2年生のアキが海女を目指すことになり、やがて“地元アイドル”として注目され、町おこしのシンボルとして駆り出されるようになる姿を描いている。NHK総合で毎週月~土曜午前8時に放送中。(毎日新聞デジタル)
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