ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は「四百二十連敗ガール」(桐山なるとさん作、七桃りおさんイラスト)です。エンターブレインのファミ通文庫の長島敏介さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
ずばり、ヒロインである毒空木美也子(どくうつぎ・みやこ)のどストレートな愛情表現ですね。比較的、左ストレートですけど。あのコの分かりやすく素直なキャラクターが一番の魅力だと思います。
舞台であるデレ園こと聖シンデレラ学園は、美少女ならば誰でもウェルカム(!)な学園なので、ちょっと変わったコが多く、毒空木以外にも、面白く、もちろん超可愛い女の子がそろっています。彼女たちも必見です。あ、主人公のハルくんも、まあそれなりにそれなりな感じで見どころです。彼は勉強のしすぎで変になってしまったのかもしれませんな(褒めています)。
−−作品が生まれたきっかけは?
この作品は昨年の第14回「えんため大賞」(エンターブレインが小説やマンガなどの新人クリエーター発掘を目的に実施している賞)の大賞受賞作品です。著者である桐山先生の“こんな学校いいな、入れたらいいな”から生まれているのではないでしょうか。ということは、毒空木は彼の理想の“ヨメ”で、手島は理想の親友で、時宗さんが理想の保健委員で、リンコちゃんは理想の保健の先生ということになるので……。多分、この話は違いますね。そういえば、そんな話をしたことはなかったです。でも、ハルはちょっとご自身に似ているので、桐山先生も勉強のしすぎで変になってしまったのかもしれませんな(褒めています)。
−−作家さんとイラストレーターさんはどんな方でしょうか?
桐山先生は上で書いたようにハルにちょっと似ています。話していると、頭のいい人だなと思うことが多いですね。イラストレーターの七桃先生は、とても気さくな方です。毎回、いろいろご無理をお願いしてすみません(この場を借りて言わせていただきます!)。「四百二十連敗ガール」を七桃先生にお願いした理由は、色使いがとてもきれいで“デレ園のリアルすぎない、男の子の理想っぽい美少女たちをお願いしたい!”というのが決め手ですね。登場するのは、もちろんリアルな女子高生たちなんですけど。
−−編集者として、この作品にかかわって興奮すること、逆に大変なことについてそれぞれ教えてください
興奮するのは意外かもしれませんが、ピンチにおけるハルの“斜め上の発想”ですね。ハルは特別に何かができる男の子じゃないんですけど(あ、勉強はできますね)、女の子たちのために、体を張って踏ん張れるヤツなので、主人公っぽくていいなあと思ってます。
大変なのは女の子たちの特徴を出すところ。僕よりも著者とイラストレーターのお二人が大変だと思いますが、なんせ美少女ばっかりなもんで。
−−今後の展開は?
毒空木のことが分かると思います……。いろいろ。そしてハルにもなんかあると思います……。それなりに。
−−最後に読者へ一言お願いします。
毒空木みたいな超美少女に真正面から“好き好き”と言われたら、ぶっちゃけどうする! どうしたい!? 悩めるハルにシンクロしながらお楽しみあれ! 「四百二十連敗ガール」をよろしくお願いします。毒空木は本当にいいコだよ。
エンターブレイン ファミ通文庫編集部 長島敏介
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