前田敦子:時代劇初主演 純愛貫くいちずなヒロインに

時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」の主演を務める前田敦子さん=NHK提供
1 / 2
時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」の主演を務める前田敦子さん=NHK提供

 元AKB48で女優の前田敦子さんが、9月にNHKで放送が始まる時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞」で主演を務めることが18日、明らかになった。前田さんが時代劇のヒロインを演じるのは今回が初めてで、我が身を懸けて純愛を貫くヒロインのお七を演じる前田さんは「お七は自分の気持ちに素直に生きている女の子なので、そのいちずな思いというものをまっすぐに表現できたらいいなと思います」と意気込んでいる。

あなたにオススメ

 ドラマは、「八百屋お七の放火事件」の悲恋の物語を題材に脚本を「独眼竜政宗」などのジェームス三木さんが手掛け、「海峡」などの岡崎栄さんが演出を担当。お七が恋焦がれる吉三役を池松壮亮さん、母親のお房役を竹下景子さん、父親の喜兵衛役を中村雅俊さん、父親が婿に勧める勘蔵役を平岡祐太さんが演じる。

 徳川綱吉が五代将軍に就任したばかりの1681年2月、江戸本郷丸山で起きた火事が燃え広がり追分片町の裕福な八百屋「八百源」も焼失し、大乗寺に預けられることになった一人娘のお七(前田さん)は、身寄りのない子供たちの世話をしながら暮らす中で吉三に出会い、切ない恋心に身を焦がす。やがて八百源が再建され、戻ったお七の婿に父親の喜兵衛は働き者の勘蔵を迎えようとするが、吉三を思うお七は決して「うん」と言わず、吉三も……というストーリーが展開する。

 制作統括の小松昌代さんは「いちずなお七、最も切なく、愛くるしいお七を誰で見たいか。前田敦子さんのひたすらまっすぐで強い瞳が真っ先に浮かびました」と起用理由をコメント。「可憐(かれん)なお七が、愛を知り、女性として変わっていく様を、今までに見たことのない前田敦子さんで見たいと思いました」と期待を寄せている。ドラマは、総合テレビで9月19日から毎週木曜午後8時~同43分放送。全10回予定。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事