大友克洋:04年以来の長編アニメ製作を示唆 「もうちょっとしたら言える」

「SHORT PEACE」の初日舞台あいさつに登場した大友克洋監督
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「SHORT PEACE」の初日舞台あいさつに登場した大友克洋監督

 「AKIRA」などで知られる大友克洋監督が20日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で開催されたオムニバス形式の劇場版アニメ「SHORT PEACE(ショート・ピース)」の初日舞台あいさつに登場した。大友監督は、2004年公開の「スチームボーイ」以来となる長編アニメ製作の予定について質問されると「(予定は)あるんですけど、その質問は今は厳しいなあ。もうちょっとしたら言えるけど……」と可能性を示唆した。

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 「SHORT PEACE」は、日本のトップクリエーターが集結して製作したオムニバス形式のアニメ。大友監督の「火要鎮(ひのようじん)」、「FREEDOM」で知られる森田修平監督の「九十九(つくも)」、「鉄コン筋クリート」などの安藤裕章監督の「GAMBO」、「機動戦士ガンダム」シリーズのメカデザインなどを担当してきたカトキハジメ監督の「武器よさらば」、「アニマトリックス」などのビジュアルクリエーター・森本晃司さんによるオープニングアニメーションという5作品で構成されている。「スマグラー お前の未来を運べ」などの石井克人監督や「新世紀エヴァンゲリオン」などの貞本義行さんら豪華なクリエーター陣が参加。

 舞台あいさつには、大友監督を含む4人の監督と浅沼誠プロデューサーが登壇。大友監督は短編アニメの魅力を「長編はストーリーを構成しないといけないけれど、短編は最初の印象で作れるところが面白い。最初に何を思いついたかによるんですけど。(今回は)見たあとに『短いぞ』と思われるかもしれない」と語った。

 また、「スチームボーイ」などにも参加してきた安藤監督は、大友監督について「毎回、新しいことをされるので、楽をさせてくれない。楽しいんですけど……」と語ると、大友監督は「新しいものが好きで、変わったことをして迷惑をかけている。(食事を)おごったりしているから大丈夫かな?」と苦笑していた。(毎日新聞デジタル)

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