芦田愛菜:行定監督作で単独初主演 大阪弁で毒づく!

(C)2014「円卓」制作委員会
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 「GO」や「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」などで知られる行定勲監督の新作「円卓」で人気子役の芦田愛菜ちゃん(9)が単独初主演することが26日、明らかになった。大阪が舞台の映画で、愛菜ちゃんは「うるさい! ぼけ!」などと関西弁で毒づくようなキャラクターを演じ、新たな一面を見せる。

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 愛菜ちゃんが演じる小学3年生の琴子(こっこ)は、口が悪くて少し偏屈な子。大家族の温かい眼差しに包まれて暮らしていながらも、いつも不満だらけで、孤独にも憧れているという難しい役どころだ。8歳の少女が、半径数キロメートルの“世界”の中で考え、悩み、成長をしていく姿を面白おかしく描く。愛菜ちゃんは、兵庫県出身で関西生まれながらも、多くの出演作が標準語のせりふのため、今作のように大阪弁で毒づきまくるのは初めて。

 ロケ地の大阪府内の小学校での製作発表で、行定監督が「芦田愛菜がいるからこの企画はやれるなと思いました。すごい才能に驚きますね。こちらが思ってることを凌駕(りょうが)するんですよ」と絶賛すると、横にいる愛菜ちゃんは「(行定監督は)最初はちょっと怖かったです(笑い)。台本を読んだら、お話も面白いし、(主人公の)こっこちゃんが可愛いので、撮影が始まるのを楽しみにしていました。この夏にいろんなことを経験して、少し大人になるこっこちゃんをうまく演じられればいいなあ、と思います」と意気込みを語った。

 行定監督は、愛菜ちゃんが演じるこっこちゃんについて「この主役の女の子はある種ダークヒロインなんですね。すごく表情豊かでおもしろい。バイタリティーで勝負しなくちゃならないところがあるんで、もう愛菜ちゃんしかいないなと」と表現。行定監督について愛菜ちゃんは「お芝居のことをいろいろ教えてくださるので、監督と一緒にいられる間にお芝居のことを勉強したいです」と前向きに語った。

 関西弁での演技については「学校ではすべて標準語なので、関西弁を忘れかけていたところもあったんですが、お母さんやお父さんに教えてもらったり、関西に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんに確認しながらせりふを練習しました。でも、今では、撮影がないときでも関西弁なので、ずっとこっこちゃんの気持ちでいられて楽しいです(笑い)」と話している。

 撮影は、7月中旬から大阪各所でロケし、8月中旬からは東京のスタジオにて“円卓”のある室内の撮影をする予定。2014年に全国で公開予定。配給は東宝映像事業部。(毎日新聞デジタル)

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