ディザスター(災害)ムービーを得意としてきたローランド・エメリッヒ監督が、2009年の「2012」以来、製作したアクション超大作「ホワイトハウス・ダウン」が16日に公開された。建物をメチャメチャに破壊しつくすのは彼の十八番。今回はそのターゲットがホワイトハウスなのだから、見応えは十分だ。
あなたにオススメ
【PR】DMM TVの料金が安い理由とは?プレミアム会員の特典・注意点・使い方を徹底解説
議会警察官ジョン・ケイル(チャニング・テイタムさん)は、離婚した元妻と一緒に暮らす11歳の娘エミリー(ジョーイ・キングさん)をホワイトハウスのツアーに連れて行く。大統領がヒーローであり、ホワイトハウスフリークのエミリーにとってそれは夢のような出来事だ。ところがホワイトハウスにテロリストが侵入、ツアー客61人を人質にとり、立てこもったことから、夢が一転、悪夢と化してしまう……という展開。
見応えはあるが、いささか……というか、かなり分が悪い。というのは、ホワイトハウスが何者かに襲撃されるのは、少し前に封切られたジェラルド・バトラーさん主演の「エンド・オブ・ホワイトハウス」ですでに観客は“体験済み”だからだ。ただ、バトラー版は、ホワイトハウスに詳しい男が、自らハウスに乗り込み、その能力を駆使して悪者をやっつけていくヒーロー型痛快作だったのに対し、今作のジョンは、軍隊経験はあり、銃の扱いもそれなりに慣れているが、典型的な“巻き込まれちゃった”タイプ。彼を突き動かすのは、ハウス内ではぐれてしまった娘への愛だ。途中、ジェイミー・フォックスさんふんする合衆国大統領ジェームズ・ソイヤーとの友情がからむが、あくまでも娘の救出、それに尽きる。
それでもエメリッヒ監督だから、ホワイトハウスを炎上させたりブラックホークを低空飛行させるなどのアクションの迫力は相当なもので、また、関係者が固く口を閉ざす中、あの手この手の情報収集によって再現したという大統領専用の装甲車「ザ・ビースト」に感心したりもする。作品自体は決して悪くないし、アクション娯楽大作として十分楽しめるが、いかんせん、ネタがネタだけに“鮮度落ち”は否めない。その点でいうと、「エンド・オブ・ホワイトハウス」を見ていない人には、文句なく楽しめるはずだ。16日から丸の内ルーブル(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションをへてフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
映画「スター・ウォーズ」シリーズの7年ぶりの劇場最新作「マンダロリアン・アンド・グローグー」(ジョン・ファブロー監督、5月22日日米同時公開)の食いしん坊なグローグーをはじめ、今…
シネマ歌舞伎「歌舞伎NEXT 朧(おぼろ)の森に棲む鬼」が、6月6日午後2時からWOWOWで放送・配信されることが分かった。舞台公演では、“松本幸四郎版”と“尾上松也版”の主演違…
モデルの三吉彩花さんが4月23日、東京都内で開かれた映画「プラダを着た悪魔2」(デビッド・フランケル監督、5月1日公開)のジャパンプレミアに登場した。超ミニ丈のシャツにジャケット…
俳優の北川景子さんが4月23日、東京都内で行われた、黒島結菜さん主演の映画「未来」(瀬々敬久監督、5月8日公開)の公開直前プレミアムトークイベントに登場した。
往年のヒロイックファンタジーから生まれた米映画「レッド・ソニア/反逆の剣」(M・J・バセット監督)が5月8日に公開される。このほど、主人公のマチルダ・ルッツさん演じる女戦士・ソニ…