報道特集:旧日本軍の実相語る写真発見「日中戦争 衝撃の46枚」放送

TBS提供
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 日中戦争時の1938年、旧日本軍が「抗日ゲリラ」の掃討作戦として、中国・上海近郊の村を襲撃、捕虜を処刑する様子を撮影した写真46枚が発見された。現地で当時を知る住民を取材したドキュメント「日中戦争 衝撃の46枚」が21日、「報道特集」(TBS系、午後6時)で放送される。

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 写真は、毎日新聞の臺宏士記者が2010年に入手したもので、作戦に参加した兵士が日本の家族宛てに送った軍事郵便の手紙に忍ばせていた。便箋4枚に、集落を襲撃し、処刑後に埋められる穴を捕虜自身に掘らせる様子などを撮影した写真を、説明と共に張り付けていた。

 番組では、写真の真偽を専門家が検証し、国立歴史民俗博物館で兵士が家族に送ったとみられる手紙を調査、防衛省防衛研究所に残る旧日本軍の資料から当時兵士がいたと見られる場所を中国・上海近郊の村、銭家草(せんかそう)と推定した。

 現地取材では、1938年3月3日に「銭家草惨案」として住民が日本軍によって殺されたとする祈念碑を確認。当時15歳で義父を亡くしたという女性に話を聞き、作戦の実相と手紙の内容を検証する。(毎日新聞デジタル)

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