斎藤工:映画好き高じてホームシアター手作り 自宅で「映画祭したい」?

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 俳優の斎藤工さんが19日、東京国際映画祭(TIFF)を開催中の六本木ヒルズアリーナ(東京都港区)で、女優の板谷由夏さんとともにMCを務める「WOWOW映画工房」の放送100回を記念した公開収録を行った。板谷さんは「100回もやってるんだよすごいよね」と感慨深げに語ると、斎藤さんは「みなさんのおかげ。ありがとうございます」と集まった約2000人の観客に感謝。映画好きが高じてホームシアターを手作りしたことも明かし、「Tシャツに使う生地でスクリーンを作った。僕んちで映画祭やろうか。みんな来る?」と呼びかけて、会場を盛り上げた。

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 「WOWOW映画工房」は、斎藤さんと板谷さん、映画解説者の中井圭さんが、それぞれの立場から、映画について深く掘り下げたトークを展開する15分のWOWOWの映画情報番組。今回の公開収録は、番組が11月に放送100回を迎えることを記念し、TIFFとのコラボレートで実施した。番組収録のほか、映画「フラッシュバックメモリーズ3D」の松江哲明監督、今年のTIFFコンペティション部門に映画「ルールを曲げろ」を出品しているイランのベーナム・ベーザディ監督をゲストにトークショーも行われた。

 TIFFのフェスティバル・ナビゲーターも務めている斎藤さんは「映画をたくさん見ています。今年は粒ぞろい。トム・ハンクスと握手して、ナビゲーターをしていると言ったら、『この映画祭をよろしく』って言ってくれた」と映画祭を満喫している様子。「今月は一番映画を見る。何を見たか分からなくなっちゃうからしょうがないけれど、メモしながら映画を見るって最悪。人にナビゲーションするなら、3回見なきゃ」と映画鑑賞のこだわりを熱弁した。

 2人の映画監督には「初めのシーンの長回しの理由は?」「イランとフランスの映画作りの関係性は?」と矢継ぎ早に質問した斎藤さん。観客から映画の選び方を聞かれると「においがする映画を見る。南米映画なら南米のにおいとか、衣装のにおいとか。映画は2時間のトリップだと思う」と持論を展開して会場を沸かせた。番組はWOWOWシネマで毎週月曜午後8時45分に無料放送。公開収録の模様は11月14日、11日に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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