二階堂ふみ:ヒロイン演じるも「しっかりしなくていいかな」

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 女優の二階堂ふみさんが19日、東京・六本木で開催中の東京国際映画祭(TIFF)で上映された主演映画「ほとりの朔子」(深田晃司監督)のトークショーに出席。シックな黒のワンピース姿で登場した二階堂さんは、自らが演じたヒロイン・朔子について「大人になりかけの子供のような役だったので、『あまりしっかりしなくていいかな』と周りに身を委ね、川に流れていくように現場を楽しめた」と振り返った。

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 二階堂さんは「作品に参加するときはキャラクターをがっちり決めない。現場に入って空気を感じたり、ほかの役者さんたちとのコミュニケーションを通じて作っていくことが多い。朔子は自分と似ているところが多く、リラックスできて演じられた」とコメント。また、完成した作品を見るのはこの日が初めてだといい、「この映画を早く見たい気持ちでいました。東京国際映画祭を通じて各国の方に発信できるのは、日本映画のすばらしさを伝える機会になったと思う」と喜びをにじませ、作品を見終えると「大きいスクリーンで(映画を)見るのはやっぱりいい。私が映画が好きな理由の一つです」と話し、会場を和ませていた。

 映画は、子供と大人のほとりで揺れる18歳の朔子の恋心を、海と山に囲まれた避暑地で静かにつづる物語。夏の終わり、18歳の浪人生・朔子(二階堂さん)は、叔母である海希江(鶴田真由さん)の誘いで、避暑地に住む海希江の姉の家に留守番を兼ねてしばらく滞在することに。家に着いたその日、海希江は旧友と再会し……というストーリーが描かれる。2014年1月から全国で順次公開される。(毎日新聞デジタル)

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