市川海老蔵:共演者の賛辞に大照れ

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 歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが5日、東京・目黒雅叙園で行われた主演映画「利休にたずねよ」(田中光敏監督)の完成披露会見に登場。以前、完成報告会見の際は利休の妻・宗恩役の中谷美紀さんから「平成の狼藉者(ろうぜきもの)」と評されたことが話題となったが、今回、中谷さんは「平成の狼藉者などとざれ言を申しましたが、大変まじめな方。尊敬しています」と評価し直し、各共演者から次々と賛辞が贈られ、海老蔵さんは「ありがとうございます、やめようよ、これ恥ずかしいわ!」と大照れし、会場を沸かせていた。

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 映画は第140回直木賞受賞作の山本兼一さんの同名小説が原作で、「茶ノ湯天下一」とうたわれた茶聖・千利休と取り巻く人々との交わりを通して美を追求する“情熱の人”としての利休の姿を描く。会見には、海老蔵さんと中谷さんのほか、織田信長役の伊勢谷友介さん、豊臣秀吉役の大森南朋さん、高麗の女役のクララさんや田中監督が登場した。

 会見では、伊勢谷さんは「平成のうつけもの。控室に必ず遊びに来て、自分の部屋みたいにくつろいで帰って行く」と裏話を明かして、海老蔵さんを笑わせ、クララさんは「共演したなかで最高の先輩」、田中監督は「少年のようにまっすぐで、非常に情熱的、とてつもない男」、大森さんからは「歌舞伎界も海老蔵君が背負っていく。子供の頃からの所作に感動した。美しき怪物とでもいいましょうか……」と口々に絶賛。中谷さんが「海老蔵さんはずいぶん汚名返上できたのではないでしょうか?」とちゃめっ気たっぷりに語った。映画は12月7日公開予定。(毎日新聞デジタル)

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