BS11:「ひっつみ汁 食べてけ」87歳、大船渡屋台村繁盛記 ウイークリーニュースONZE

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 BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」は17日、東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた岩手県大船渡市に、町の復興を目指して誕生した仮設飲食店街で、「おふくろの味」を提供する料理屋を出店した87歳の女性の姿を紹介する特集「ひっつみ汁 食べてけ 大船渡屋台村のおばあちゃん」を放送する。

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 大船渡市は、震災で死者340人、行方不明者79人、約5500世帯が家屋を損壊するという大きな被害を出した。津波で建物が流された大船渡港近くの飲食店街跡に2011年12月、約20軒の飲食店が出店する「大船渡屋台村」が建設された。87歳になる高橋コウさんは、娘とともに「おふくろの味 えんがわ」を出店。飲食店を営むのは初めてという高橋さんだが、だし汁で野菜を煮込んだ汁に、練った小麦粉を引っ張ってつまんで投げ入れる素朴な郷土料理「ひっつみ汁」が評判となり、観光客や町の再建工事をする作業員らでにぎわっている。

 番組では、忙しく働きながら、来店者と交流する高橋さんを中心に、被災地の人々をつなぐ場となっていた屋台村の現状を追い、その復興への思いを紹介する。

 放送は17日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞科学環境部編集委員と黒塚まやさん。コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。(毎日新聞デジタル)

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