アンジェラ・アキ:日本での音楽活動無期限停止 来年秋から米国で「37歳の新入生」に

日本での音楽活動停止を発表したアンジェラ・アキさん
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日本での音楽活動停止を発表したアンジェラ・アキさん

 シンガー・ソングライターのアンジェラ・アキさん(36)が、2014年4月から始まる全国ツアー終了後、日本での音楽活動を無期限停止することを29日、公式ファンクラブサイトで発表した。14年秋から米国の音楽大学に留学し、ブロードウェーミュージカルのプロジェクトに専念するためで、アンジェラさんは、家族とともに米国に移り住み、新たな夢のために「37歳の新入生になることにしました」とコメントしている。

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 アンジェラさんは、10年間の下積み時代をへて、05年に28歳で念願のメジャーデビュー。翌年、日本武道館(東京都千代田区)の史上初となるピアノ弾き語りライブを開催し、08年にはシングル「手紙~拝啓十五の君へ~」がヒットし、教科書にも掲載されるなどロングセラーとなった。14年3月5日には、初のベストアルバム「TAPESTRY OF SONGS −THE BEST OF ANGELA AKI」を発売。全国ツアー(14年4月5日~8月4日、全44公演予定)のファイナルは、日本武道館で行われる。

 アンジェラさんは、音楽大学で専門教育をうけるのは初めてだといい、日本での活動停止については「とても悩みました。ただ、これがラストチャンスであるという気持ちもあり、中途半端な状態に自分を置きたくありませんでした」と決意を固めたが、「近い将来、パワーアップしてまた必ず帰ってきたい」と、復活を誓っている。(毎日新聞デジタル)

 ◇アンジェラ・アキさん コメント全文。(原文まま)

 いつも応援してくださるみなさんへ

 みなさんにお伝えしたいことがあります。少し長くなってしまいますが、今の私の素直な気持ちに従って書いてみました。

 来年2014年秋から、アメリカの音楽大学に留学する決心をしました。

 夫と息子の家族三人でアメリカに移り、日本での音楽活動は、春から始まる全国ツアー終了後、無期限に停止します。

 私は来年37歳になります。18歳で入学したワシントンDCの大学では国際政治を勉強しましたが、音楽大学で専門教育をうけるのは、実はこれがはじめてになります。現在とりかかっているブロードウェイ・ミュージカルプロジェクトを成功させるためにも、更なる夢を叶えるためにも、大きな決断をする必要がありました。日本での音楽活動を無期限停止にすることには、とても悩みました。ただ、これがラストチャンスであるという気持ちもあり、中途半端な状態に自分を置きたくありませんでした。

 自分の夢を実現させるためには、これからの数年間、新しい環境で勉強に集中し創作活動に打ち込むべきだと考えました。そして37歳の新入生になることにしました。

 最初に私の作品を発表したのが2004年。あれから10年間、私の音楽を愛し応援してくださるみなさんのおかげで、素晴らしい貴重な経験をすることができました。史上初の日本武道館ピアノ弾き語り公演や、合唱曲として多くの若者達に歌い継がれていく楽曲をつくることもできました。

 しばらく日本を離れることになりますが、私はこれからも楽曲を作り続け、歌い続け、みなさんに音楽を届けていくつもりです。そして近い将来、パワーアップしてまた必ず帰ってきたいと思っています。

 2006年最初の武道館公演のときに発表した新曲「サクラ色」の中でのメッセージを、今あらためて自分の胸に刻み込んでいます。

 「Keep on dreaming all your life/いつまでも夢を見つづけて」

アンジェラ・アキ

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