テレビ質問状:大人番組リーグ「漫学 『ONE PIECE』を学問で読み解く!」研究者がマンガを分析

大人番組リーグ「漫学 『ONE PIECE』を学問で読み解く!」のイメージカット(C)尾田栄一郎/集英社
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大人番組リーグ「漫学 『ONE PIECE』を学問で読み解く!」のイメージカット(C)尾田栄一郎/集英社

 WOWOWは毎週日曜午後11時に既存のジャンル以外のエンターテインメントを模索する実験枠「大人番組リーグ」の第2シーズンをスタートさせた。それぞれ異なるタイプの番組全13本が、将来のレギュラー番組化を懸けてしのぎを削る。各番組は放送後にウェブ上で集計される視聴者からの投票結果によって4番組がレギュラー化の権利を獲得できる。リーグのチェアマンは俳優の八嶋智人さん。そして2013年のミスキャンパスたちで構成された「大人キャンパズガールズ」がアシスタントを務め、毎回豪華ゲストも出演する。16日に放送される第2弾「漫学 『ONE PIECE』を学問で読み解く!」を担当したWOWOW制作部の遠藤裕プロデューサーに、その魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力は?

 この番組では、マンガ作品を一つ取り上げ、2人以上の研究者の方にその専門分野ならではの視点から深く読み解いていただきます。多くの人が読み流しているような部分の深掘りや、まったく想像もしなかった見方を体験できる、今までのマンガの読み方が一変する知的エンターテインメント番組です。今回は「ONE PIECE(ワンピース)」を、政治哲学と生物学の視点から読み解きます。

 −−番組にするときに一番に心掛けたことは?

 取り上げるマンガ作品を読んだことがない方がご覧になっても面白い番組にすることを心掛けました。とはいえ、初回ですし、なるべく多くの方に興味を持っていただくために、累計発行部数が3億部を超えるなど、非常に多くの読者を獲得している「ONE PIECE」を取り上げることにしました。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 集英社の週刊少年ジャンプ編集部の協力が得られて、「ONE PIECE」を取り上げられるということがまずはうれしかったです。レギュラー化した際に読み解きたいマンガ作品はたくさんありますが、最初に取り上げる作品として、この超人気作が読み解けるというのは、番組にとって最高のスタートができたと思っています。

 あと、やりたかったけれどできなかったコントが、勝手に次回予告というカタチで番組の後半に登場します!

 −−番組の見どころを教えてください。

 今回「ONE PIECE」を読み解いていただいた哲学者の萱野稔人先生と生物学者の長沼毅先生のお二人とも、ご自身の専門分野ならではのユニークな視点で、細部から作品の全体構造までを語るという、非常にダイナミックなお話をしていただけました。それを聞き出すのはMCのお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんとタレントの眞鍋かをりさん。そして、ゲストで「ONE PIECE」愛読者のアンジャッシュ・児嶋一哉さんですが、「ONE PIECE」をまったく読んだことがないという眞鍋さんが、どんどん興味を引かれていく様子にもご注目ください。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 視聴者の皆さんの投票によってレギュラー化が決まります。このマンガ作品をこの学問分野から読み解いてほしい!など、レギュラー化に向けたリクエストやご感想をぜひお寄せください!

 WOWOW 制作部 プロデューサー 遠藤裕

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